今日は10:30のアルファマ地区のツアーに申し込んだら、ガイドが足を怪我したからキャンセルだそうで、15:30のになった。
ので、トラムでベレンへ行ってみた。
ベレンへ行くモダンなトラム15Eだけは往復€6するそうなので、地下鉄駅でお得になる24時間乗り放題切符を€8程で購入。ちなみにEは電気のE。
30分ほどで着くのだが、手前ですごい建物が見えたので降りないわけには行かず、降りたらジェロニモス修道院だった。あいにくと定休日。ここだったら入場料払っても入ったかも。
そこから10分くらい歩くと、ベレンの塔へ行けた。
ここも入る価値がないと書かれていたし、目の当たりにしても本当に興味が沸かないから外見だけ。
天気が良く、海辺(川かな)の公園が気持ち良いのが救い。
すぐ引き返すのもナンだからベレンの繁華街へでも行こうとしたが失敗し、代わりに『発見のモニュメント』に到達した。
さっき行ってみるかと地図をみたが面倒くさそうで止めた目的地だった。だが私は逆方向だと勘違いしていたし、水辺をそのまま歩いてくればすぐだったのだ!
無駄な動きをしたが偶然来れて、良かったのかどうか?。。。なぜならここにもさっぱり興味が沸かないから。
写真だけは良く見る2つの記念物。
普段どちらも中に入るのに大行列だそうで、今で良かった〜と思った。
一年で11月が一番観光客が少ない月だそうだ。
で、さっさとまた15Eトラムに乗って帰還。
昨日のガイドさんが勧めた、丘の上の絶景を見に、観光客で混む28番トラムではなく12番トラムを待っていると、トラムの真横で人が倒れている!黒人男性だ。
すぐ誰かが駆けつけて手当をしていたが、ジロジロ見たり写真を撮ったら失礼なのだが、来るはずのトラム12が全然来ないから見るしかない。
いつまで経っても来るのは違う番号のトラムばかり何台もだし、救急車も来ない。
10分感覚で来るはずの12番が、30〜40分後くらいもして、これが12でなかったらもう帰る!と帰ろうとしたらやっと来て、その頃ちょうど救急車も来た。メッチャ遅。
散々待たされたからトラム超満員。こんだけ待ったのにスペイン語のグループが先に乗りやがってイライラ頂点!このトラムは必ず座れるのを確認してから乗れと書いてあるのだ!昇ったり曲がったりで揺れるからだ。
奴らのスペイン語、特に女の耳障りなことと言ったら!巻き舌に喉音が強すぎて下品も下品。しかも行動がまじでウザったい。
ラッキーな事に座れた。後から乗ってくるお年寄りに譲らなきゃいけないかとヒヤヒヤしたが。
トラムは坂を登り、素晴らしい眺めの展望台や教会の前を通っていく。本当なら降りたいが、絶対降りるものか!
20分で一周してしまう。悔しいからそのままもう一周してやった。もうそれほど混んでいない。
その後、〆に24時間カードが使える有料エレベーター(ちなみサンタ・ジュスタのエレベーターもこれで乗れるのであった。もういいけど。)乗り場に行くと、待ったり暮らしたりする前に割と早くだがおじさんが来て、これは動いてないよ、自分のトゥクトゥクに乗らないか、と誘ってきた。確かに運行してる気配がない。
でもカードが使えないならわざわざ行く程の物でもないんだよ。24時間切符の元を取りたいから乗るだけだよ。トゥクトゥクには乗らないが、意地で歩いて昇ったよ。ここのは呼び名はエレベーターだが形態は斜めになったトラムだよ。つまりケーブルカーみたいなのね、フニコラーレ。
昇ってたら途中で確かに線路上が資材置き場になってて、点検の為◯日まで運休って書いて有った。
ちゃんと乗り場のとこに貼っといてくれよ!
貼ってあるだけマシだが。
リスボンも何もかもいい加減だな!イタリアと一緒だ。
距離はそれほどなく、すぐ上へ到達。
とても眺めの良い場所だった。
リスボンは坂だらけで、したがって上の方からの絶景が素晴らしい。車でなければ行けないと思うでしょ、でも実際はみんな歩いてすぐなんじゃん!
昨日ウロウロした辺りに到達して、偶然見た素晴らしい教会に再度行く事が出来た。
聖ロク教会だ。
大聖堂は価値がないがここはリスボン一素晴らしい、と書いてあったあの教会だ。
昨日は礼拝中で内部を歩けなかったのだが、今日は大丈夫。
確かに物凄い豪華さだ。凄まじい教会には慣れっこの私も脱帽。
今日のツアーは徒歩20分もかかるCasa dos Bicosで集合だ。アルファマ地区がそっちの方だから仕方がない。
フリーツアーの仕組みも話してくれた。収入は客が払った中から一人€3.50を会社に払った残りだそうだ。だから客の点呼を取り、最後に全員を入れた写真を撮って会社に報告する。
昨日もそうだが、10分前に集合と書いてあるから真面目に行くと、誰も来てないし結局は最後の人が10分ぐらい過ぎて現れるまで待つのだから、下手すると30分もの自分の時間が無駄になる。正直者がバカを見るとは全くこの事だ。
これからは時間ギリギリに行こう。
Casa dos Bicos は、フェラーラのディアマンテ宮殿と同じ突起付きの建物だ。真似なのだそうだ。へー。偶然3週間前に見たばかりのが役に立ったひとコマ。
その後さっき苦しんでトラム12で回った展望台に歩いて来た。
降りたかった場所だからちょうど良かったが、あんなに苦労した所に簡単に来れてしまった事が嬉しくも有り悔しくも有る。
途中で価値ナシと書いてあった大聖堂も通った。最近有料になったそうだし、テルマさん的にも確かに入らなくて良いらしい。
展望台公園で結構長い自由時間が有り、眺望が堪能出来た。
玉に瑕なのは、兄ちゃんがずっと路上ライブで英語の歌を歌ってた事。
せっかくのポルトガルらしい情緒が台無しだ。他の若い観光客には受けるのだろうか???
無料トイレも有ったが、サインも何もなく、ただいくつか並んでる何も書いてないドアの一つがそれなだけ。知らなければ全く分からない。入ると個室の鍵は壊れてる。まったくもー。ヨーロッパうんざり!
その後は私好みの、強いて言えばマテーラ的、或いはプーリアの白い街的な作りの散策。複雑な階段に狭い道、共同洗濯場も有る。
途中でジンジャと云う桜んぼの手作りリキュールをチョコレートのカップで試飲。€1.50。美味しい。もっと飲みたい。そういう屋台はその後も幾つか有った。
ファドを聞く為にわざわざ食事に行くのは微妙な人のために、食事してればファドも始まるよスタイルのレストランも紹介してもらい(どうせ行かないけど)、アズレージョ貼りのビルの前で、一枚だけ模様がわざと合ってないタイルを探す。
日本にもわざと柱が逆さになってるお寺とか有ったよね。わざと未完成の状態にするって言う。。。それと同じ意味なのかな?
実は今日も説明をロクに聞いていなかったのだ。
そこでツアー解散。本日は€15を払う。昨日より安い、ゴメンちゃい。お札がないし、昨日がちょっと多かったのよ、昨日は雨も降ったし。
地下鉄でも帰れたが、駅まで歩いて電車待ってる内に帰れてしまいそうなので結局歩く。
途中のお店でチキン・ラップと本物のエッグタルトを3個買って🐸。
冷蔵庫がないのを考えずに買った一本€2もしない白い発泡ワイン(スクリューキャップのはそれしかなかった)とそれでこの日の夕食だ。