暗い空を見上げ星を探す。
いいなぁ
宇宙に行きたい。
でも そんな時にふと思う。
あ そうだった 俺も宇宙に浮いてるんだ。
ふわふわと。
静かな宇宙に。
宇宙の地平線より先、つまり人間には観測不能な宇宙の先はどうなっているんだろう。
今見てる恒星(太陽のように自ら光を放つ事のできる星)は 何百年も前に放たれた光。
何億光年かかっても地球に光が届かないくらい遠い所にも無数の星がある。
核融合を繰り返し、生まれて爆発して。
僕等もそんな宇宙に浮いてる美しい星の一部。
僕等も宇宙なのかもしれない。
地球が誕生する前、僕等はブラックホールを漂う原子だったのかもしれないから。
原子 粒子 素子 目に見えない色んなもの、世界中の科学者が躍起になっても存在さえ確認できない色んなものが偶然か必然か私達を作り出した。
風も光も形は違えど素は僕等と同じなんだ。
宇宙ってまだわずか4%しか解明されてない。ダークマター(暗黒物質)つまり残りの96%の部分はヒントのようなものの発見だけでも大騒ぎされてる状態。
だけど俺は きっとシンプルな答えだと思う。
∞=0 みたいな。
地球の最後とか恐ろしい響きだけど、俺は美しい事と理解する。
確かに死ぬ事は怖い。それは当然。
生命体はそういうふうにプログラムされているから。
だけどいつか必ず地球だって核融合を繰り返し終わりの時を迎える。
爆発してバラバラになって再び何かに生まれ変わる。
戦争や天災は不平等で醜い。
でも母なる地球が終わりを迎え、一斉に宇宙の塵になるなら、そんな美しい事はない。
人類から永遠に戦争を無くすのはきっと不可能。
強者が残り弱者が死ぬ。
そんな醜いものを見せられるなら、俺は宇宙の塵になり美しい宇宙に帰りたい。