★リッツ・カールトンのホスピタリティ | 苦手が魅力に変わる筆文字
■リッツ・カールトンの「クレド」
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アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスの郊外に、世界最大の
ヨットハーバーが広がるマリナデルレイという街があります。


ある夜のこと、ザ・リッツ・カールトン・マリナデルレイにお泊り
の常連のカップルのお客様が、バーで「マイタイ」を注文されました。

「マイタイ」はハワイ生まれのトロピカル・カクテルです。


実はお2人は、ハワイへハネムーンに行き、ザ・リッツ・カールトン・
カパルアに宿泊するつもりでした。


ところが新郎にガンが見つかり、投薬治療のためにハネムーンを
キャンセルされました。


ご注文のマイタイは、ハワイの気分を少しでも味わいたいという
2人のささやかな慰めだったのです。


バーテンダーのボブは、お客様との会話のなかでそのことを
伝えられると、いてもたってもいられなくなりました。


彼はタイミングをみて、そっとカウンターを離れ、
何本かの電話をかけました。

そして戻ってくると、

「あと30分ほど私にお付き合い願えませんか?」

とお2人に言いました。



30分後、お客様はアロハを着たフロントのスタッフに
声をかけられました。

「特別なカパルアルームにご案内しますので、こちらへどうぞ」

お2人は訳がわからない様子でスタッフのあとについていき、
あるスイートに案内されました。



そこで目にしたのはランの花が敷き詰められ、水槽のなかで
美しい熱帯魚が泳ぐハワイの風景。

魚網がかけられたベッドには貝殻がちりばめられ、バスルームは
エスニックなランプでほのかに照らされています。


「見て、ビーチがあるわ!」


新婦が指差した方向には業務用の巨大なアイスボックスがあり、
中には一面に砂が敷き詰められて、バケツとスコップが添えて
ありました。

「ありがとう。でも驚いたよ。
 私たちがハワイへハネムーンに行くつもりだったことは、
 ついさっきバーのボブに話したばかりだったのに」


カップルの目には涙があふれていました。

そして、カリフォルニアでの“ハワイアンハネムーン”を
存分に楽しまれたそうです。


この物語は、元ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー日本支社長の
高野登氏の著書『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間』
で紹介されています。


このストーリーを知った日に「ホスピタリティ研究部」という
グルっぽに出会ったので入ってしまったあせる

我ながら単純・・・。ペタしてね