仕事の不安定が精神に与える影響は非常に大きく、

せっかく時間があるのに、糸作りにも全く集中できません

 

四六時中、就活ばかりしている訳ではないので、

気分転換もかねて創作を、と頭では思うのですが、

不安感って手を狂わせてしまうんですよね

 

それでもと動いてみても、見事に想定外の糸になってしまう・・・

 

メンタル弱いなー、私ってば

 

さて、

 

私の夢について、今日は書こうかなと思います

 

日本には日本の手仕事があると私は常々感じていて、

毛糸作りについても、同様だと思っています

 

昨今、輸入糸が飛ぶように売れていますよね

そりゃ、編み物発祥の国の糸、技術も伝統もレベチなのは理解できるのですが、

日本の羊でできた日本らしい毛糸があっても良いんじゃないかと思うのです

 

去年、ある雑誌の企画として取材した盛岡ホームスパン

英国から伝承された技術が盛岡で発展し、

英国のそれとはまた異なる毛織物として、100年もの間継承されている

 

盛岡ホームスパンに実際に触れて話を伺ってみて、

織物がそうなら、毛糸なら?と、より気持ちが強くなった私

 

私は、日本で育った羊で、日本の毛糸を作りたい

作った糸は高額商品ではなく、求めやすい価格で手に取ってもらいたい

 

とは言え、個人レベルでできる作業はたかが知れているし、

低価格で販売となると、糸にする工程の労働対価はゼロにしかならない

完全なボランティアになってしまう

 

でもやってみたい

手芸は、セラピーだと思うから

 

かつてアメリカンパッチワークを学んだ時に、

「辛いときこそ、針を持ちなさい、手を動かしなさい

 そうすれば自然と、気持ちが前に向かいます」

と教わりました

 

高額な輸入糸を自慢するでもなく、ひたすらに自分と向き合う時間を、

少しでも楽しめる毛糸を作りたい、快適な糸に触れてほしい

そして、作るからには技術も継承していくこと

感覚ではなく、確固たる技術で提供できること

 

これが私の夢です