派遣は別ですが、直接雇用の求人検索をする際、
その求人の労働形態をチェックしていますか?
法定労働制
変形労働時間制
週休2日制
完全週休2日制
など
職安の求人では、これらの労働形態や、
36協定や特別条項の有無まで記載されていますが、
一般的な求人サイトでは、せいぜい、休日形態しか掲載されていないと思います
先日のカレンダーメーカーもそうなのですが、
明らかに法定労働制に該当するであろう職種なのに、
年単位の変形労働時間制を導入して、割増賃金を最低に抑えている企業が散見されます
そうなっている理由は、
休日出勤や毎日の大幅な残業が常態化していても、
最低限度の割増賃金しか払わずに済むからです
これ、いい加減、違法にならないのかな?としか思いません
変形労働時間制の目的は、長時間労働を減らすこと、らしいですよ
笑える・・・
実際は、超長時間労働を助長している結果になっているし、
労務管理の抜け穴として利用されているんですよね
今年の初めに、ヤマト運輸は、
変形労働時間制を認めないという判決が出たとニュースになっていました
調べたら、マクドナルドもだって
接客業や医業などの365日体制の事業以外は、
本来必要ない労働形態のはずなのではと私は感じます
変形動労時間制の労働時間管理と賃金計算は非常に煩わしく、
ほとんどの企業が正しく運用できていないと言われています
固定残業制も然り
先日のカレンダーメーカーもそうで、具体例を出すと、
固定残業代45時間分を手当として支給
→実際に計算すると42時間分しか支給されていない(賃金未払い)
年間休日110日の年単位変形労働時間制
→実際にカウントすると年間105日しか休日がない
基本給15万円から
→東京都の最低賃金を大幅に下回る基礎賃金となっている
数年前までは36協定書の届け出も怠っていたし、
賃金全額払いの原則を無視し、15分単位(しかも切り捨て)でしか賃金計算しておらず、
労基署から是正勧告を受けたそうです
(本来は1分単位での計算と記録が義務付けられています)
あるあると感じるかもしれませんが、法令違反ですからね、これら
そして、ちょっと計算すればバレることを、なぜやろうとするのか?
通用する、ごまかせると思っているのか?
この辺に、日本人の頭の悪さの根源を感じずにはいられません
あ、もしかして、労基署の担当官に金銭を渡していたのかな?
悪質な企業はそんなことまですると、前の派遣先で聞いたことあります
よそでもやっているからこれは合法なのだ、
うちは忙しいから見逃してもらえるんだ、
などという言い訳を良くしていました、このカレンダーメーカー
労基署、もっと厳しく罰則適用しても良いと思うなー
ばんばん罰則払わせて、雇用保険の財源として確保すればいいのに、と思っちゃいます