灘中・関連講座「対策」の現状と課題(2021版) | 名古屋から全国レベルの私立中合格に挑む

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08,10年にラ・サールと東海中全員合格を達成した個別指導会主宰のブログ。13年に灘中、12,13年に洛南、10年開成の合格者も輩出。東大寺・西大和は約8割、高田中はほぼ10割の合格率を維持。浜学園等の指導経験、ORACLE・JAVA等のIT資格をもち、IT技術を暗記分野に活用中。

おはようございます。

今日は、2つ目のブログです。
テーマは、当会の灘中指導の現状と課題について。

灘中関連のご相談の増加にともない
現状を書いておきたいと思います。

これまでも書いてきた通り、
どの程度のことを、どの時期までにやり、

どの程度の「仕上がり」にすれば、灘中関連の「講座」で
勝ち抜けるかは、もう明確になっています。と思っています。

それは、ここ5年間での灘中合格講座「など」の
トップの講座で当会の生徒の状況から疑う余地がないと

当会は判断しています。
(但し、判断材料の対象例が少ないことは、認めます。)

四年生の春の段階で、「一定レベル」にあり、週90分程度指導が
出来るのであれば、ゼロ組で勝ち抜くことすら、

難しいとは思わない。

しかし、この「一定のレベル」到達の条件が、
現実には、難しい。

具体的に言えば、「小4最レ」レベルの理解があり、
割合・比の理解もあり、ムダのない計算が出来ればいいのだが、

正直、どれも難しい。

だから、今の当会の現状は、
上記の条件が揃った生徒達は、灘中の関連の講座で

勝ち抜いている。少なくとも算数は。

逆から言えば、課題はここにある。
四年生の春の段階で、上記の範囲的な問題が

クリアーされていない場合(大半はそうなのだが・・)
4最レレベルの練習を前置せざるを得ない。

また、小5から「4最レを超える」レベルの練習を
始めた場合、どうしても「時間不足」「出遅れ」の問題に
突き当たる。

五年生から始めた場合、ゼロ組などのトップ層に
食い込むことを想定すると、

四年から順調にスタート出来た生徒たちと、
開始時点で週1・90分・「一年近い差」が現実に存在する
ことになる。

これは地頭とか、優秀とか、そんな理由では解決しない。
なにしろ、追いかける対象の方も「相当に優秀」。

このケースでは、当然保護者様は「追いかけることができる」
「差を詰めることが出来る」前提で話しが進むが、

1年分程度の「経験値」は、計算等の「処理速度」にも
影響を及ぼす。

はっきり言うと、指導時間が同じであれば、
「差が広がる」可能性の方が大きい。

だから、普通に「個別指導」だけを前提にすると、
この話は、「詰んでいる」。

市販教材の利用や、家庭学習で補う方法について
尋ねられることも多いが、市販教材に、全国トップ層だけを

対象にした問題などありえないし、
また、家庭学習の場合、家庭内に国立理系レベルの

数学を高いレベルでこなした方が存在する場合は、
正直、可能性があると思うが、小学生の「独学」では

本人のレベルが余程でないと・・・
例えば、すでに常時20位以内+数検2級とか・・

条件が厳しすぎると思われるかもしれないが、
灘合等のトップクラスは、すでに上記の条件の

ある程度はクリアーしている。
だから、上の条件は、むしろ「緩い」のでは・・が本音。

別の方策がないではないが、
それは無料で提供するような話でもない。

話を戻します。

当会の現状は、1人の生徒は原則週90分。
特別な事情があっても、週に180分以上は、一切認めていない。

しかし、ここ一年で様々な事情が変化した。
オンライン指導の普及で様々なことが可能になった。

例えば、これまで「通塾」が前提の場合、
夜21時以降の指導は、正直、こちらにも躊躇いがあった。

ところが、オンラインならば、終了後、すぐに眠ることが
出来るし、すぐに食事することも可能だろう。

暗い夜の時間帯に、迎えの車が来ていない・・なんて事態も
発生する可能性すらない。

また、「移動時間」がないのであれば、30分とか45分とかの
短時間の指導も可能になるだろう。

それだけではない。
この春、当会は個別相談に「Stores」のシステムを利用した。
このシステムならば、当会が直前になって

急に空いたコマ単位の時間を「告知」「募集」することが出来る。

ただ、この点は、当会は「Stores」を利用するか「ストアカ」を
利用するか、現在検討中です。

現在、判明している判断材料だけならば、併用だ。
当会に入会してくれている生徒を対象に「Stores」を先行。

当会生徒に希望者がいないか、即座に反応がない場合に
「ストアカ」でオンライン指導を募集・・・

そんな感じになるのかな・・・

また、難易度の低い問題について「動画」指導を
組み込むことも検討中。というより、もう「いつ実施するか」と

いう段階です。

最後に、当会はこれまで、一学年あたりの人数が少ないために
事実上、「1:複数」が絶滅危惧種状態だったが、

オンラインであれば、「参加者の情報秘匿」を維持したままの
集団「講座」も実施可能であるようだ。

いずれにしても、「募集」だったり、「意向を調査」する
「手段」が必要だ。

そこで、当会はライン公式アカウントの開設に「着手」しました。
ここの「リサーチ」機能や、ストアカの機能を使って、

実現可能な講座を「模索」することになると思います。


話を戻します。
当会は、灘中関連の指導の「時間不足」問題は、

上記のような手段での解決を目指します。
こちらは、ご意見・ご提案もお待ちしています。

それでは、また。