昔々あるところに月に帰るためにからの迎えの牛車に乗って宙を目指して飛んでいるかぐや姫がいました。牛舎の中でしばらく待っていました。お爺さんから切り出されたときは死ぬかと思った…とか、3人の求婚者めんどくさかったなーとか帝には世話になったとかを考えていました。世話になったお礼に寿命が延びると言う名目で総合ビタミン剤渡したけど毎日飲んでくれるかしらなどのぼんやりとした地上への思いを巡らせていた。しかし、もうすぐ宙に行き月の国でゆっくりと暮らす。
不意に耳をつんざくような警告音が発せられました。
「ケイコク。ケイコク。直ちに緊急脱出装置を起動してさい。」
最初はかぐや姫は故障かと思いました。しかし、表を見ると凄い速度でエネルギー体が飛来している様子を確認し、すぐさま緊急脱出装置を起動しました。起動するとかぐや姫に自動で10秒後に開くパラシュートが装着され床床が開き外に排出された。
かぐや姫はパラシュートが開かれて地上に降りたとうとしました。しかし、そこは海上でした。
あるところに鬼退治に出かけた桃太郎がいました。桃太郎は犬、猿、キジを仲間にして鬼ヶ島に向かい鬼を退治していました。桃太郎は自分より10倍ほども大きい鬼を相手に戦っていました。剣術を身に付け、極めた桃太郎は斬撃を飛ばし、鬼を退治していきました。しかし、鬼も素早く動き攻撃をかわしていました。激闘を繰り広げ、鬼に最後のとどめを刺したときです。犬と猿とキジが鳴きながら同じ方向を見ています。桃太郎は何事かと思い、空を見上げるとなんと宙に向かう牛舎が見えます何事かと思いましたがさらに驚きました。なんと先ほど鬼にかわされた斬撃が、牛舎めがけて飛んでいるではありませんか。桃太郎は思いました。
あ、やっべーと。
当たる間一髪のところで、中から人が射出される様子が、観察されました。しかし、人の着地点になりほうな場所は海でした。桃太郎は水雲を装着すると、水の上を走りました。上から降ってくる人を受け止めて運ぶためです。
そうして走った先で人をキャッチして鬼ヶ島に戻りました。同じ年位の女の子でした。
「で?何か言うことは?」
かぐや姫は笑っていました。額に青筋を浮かべながら。
「すみませんでした。」
桃太郎は全力で土下座しました。頭を地面にこすりつけながら。しかし、かぐや姫はそんな桃太郎の頭を踏みながら言いました。
「謝れば済むと思っていませんよね?」
「はい、自分は何をすればよろしいでしょうか?自分に出来ることであれば何でもします。」
「そうですか、良い心がけですね。」
かぐや姫はこの間ずっと笑っている額に青筋を浮かべながら、桃太郎の頭に片足を乗せながら。桃太郎は思いました。鬼の親玉は月に住んでいるのだと。鬼は月から来たのだと。
それから数時間後 (そのうちの3/4の時間を桃太郎はかぐや姫に頭に片足を乗せられ続けました。) ようやく、桃太郎はかぐや姫にすべてなど事情を説明し終えました。かぐや姫は桃太郎の話に感銘を受けることは一切無く、へー。それで?と言った返事をしていました。
「桃太郎の事情は理解しました。だけど、一部の人助けのためなら犠牲を出しても良いなんていうことはありませんよねぇー。」
「その通りでございますです。」
とても強い力を持っていて、どんな鬼にも負けない桃太郎だが。罪悪感とそれを煽る悪魔には敵わなかったり何故なら彼はそれなりに善良だからだ。
かぐや姫の言葉をきいて、再度深くお辞儀をしました。
「責任、取ってくれますよね?」
「イエス、マム」
桃太郎は返事と共に敬礼した。因みにその頃には犬と猿とキジはあまりの恐怖に逃げていた。桃太郎にきび団子のお礼と逃げてしまったことに対する謝罪を文章にしたためて。
桃太郎とかぐや姫は鬼ヶ島から出た。その後、どうすればかぐや姫を月に返せるかを検討した。
桃太郎が言います。
「自分がかぐや姫を月まで投げるというのはどうですか?」
「桃太郎、あなたは宇宙を甘く見てますよ。まず気圧がなくなるので水が沸騰しやすくなり、太陽の熱エネルギーは地上にいるときよりもとても強い。」
「つまり?」
「私の中の血液が沸騰します。」
「いつもしてますよね。怒りのボルテージの上げすぎで。」
「殴りますよ?」
そう言いながら桃太郎を殴りました。
「殴ってから言うなよ。」
桃太郎は少し頭にきてしまい素を出しました。
「口の利き方に気をつけなさい。脳筋。」
「脳筋だって?俺が脳筋ならお前は脳無しだ。」
「なんですって!」
それから、しばらく取っ組み合いの喧嘩をした。二人は一通り終えると冷静になってきた。両者は力が強いはずなのに、お互い互角程度で取っ組み合っていたことに気がついた。
「お前は本当に女なのか?」
最初に口を開いたのは桃太郎てした。男でも誰も桃太郎の力に追いつく者はいなかったというのに目の前の女の姿をした生物は互角だったのだ。
「失礼ね。私は生物学的には女よ。それを言うなら貴方は人間なのゴリラなんじゃないの?」
「失礼な。俺は人間だよ。女なのに何でそんな力が強いんだよ!」
「私は生まれつき力が凄く強いみたいなのよ。貴方はゴリラじゃないなら知能が低下する代わりに筋肉が強化される薬でも飲んでいるの?」
「そんなわけ無いだろ。俺も生まれつきだよ。」
桃太郎とかぐや姫はお互いの力が生まれつきであることを知りました。その後二人は天竺を目指しました。途中で世界を滅ぼす魔王を途中で手に入れたにんじんとキュウリで応戦して倒したり、全てを破壊するドラゴンをシャンプーハットとピンポン球で倒したりしましたがそれはまた別の話。天竺は何でも願いが叶うという言い伝えがあったので目指しました。最終的に着いた天竺は切り立った崖の中に穴が掘られていて内部は迷宮のような構造をしていました。内部を進み続け、たどり着いた先にボタンが設置されており、ボタンを押すと地面が揺れ始め耳が一瞬くぐもった後、正常に戻りました。こうして、桃太郎とかぐや姫は月に旅立ちました。
月のある場所にて
「天竺が攻略されたようだ。」
「誰が攻略したんだ。」
「桃太郎,、かぐや姫だ。」
「なるほどあの2人は、初期の頃に大きな桃という果物、竹という植物に似せた揺り篭に乗せて射出したからな。」
「月で内乱が起こった時に子供の緊急避難先に地球を選んで射出してから、18年経つからな。確かに年はこのくらいだろう。」
「地上の人間と交流を図るため当時の月の統治者は100年ほど前に天竺を設計したんだよな。」
「地上の科学力や文明の発展から考えるとかなえられないものは無いからな。」
「それが戦時下で緊急避難した我々の仲間を運んで来るのだから天竺号は数奇な運命を遂げたものだ。」
「ほんとに。」
こうして無事かぐや姫と桃太郎は月の仲間に受け入れられました。因みに、鬼、魔王、ドラゴン等は反地球派と新地球派が変わるので反地球派の際に送り込まれたものだとか。
願わくばこの先も新地球派の統治下に置かれていますように。