コロナウイルスの感染者数が増加している昨今。メディアでは連日のように医療機関が満杯で入院ができず自宅療養するしかなく、危機的な状況と報じられている。


 さて、私はとても詳しい専門家というわけではないが、医療関係の学問に片足を突っ込んだことがある。そのため、もしかしたら一般の方より少しだけ知識を持っているかもしれないからウイルスについてとてもとても、遠回りに説明しようと思う。本記事に書くことはあくまでも私のイメージであり、詳しい方々がみれば何を言っているのか?と言われるようなことも書いているかもしれないのでご了承願いたい。

 さて、ウイルスの説明にあたり、二つパズルのピースを揃えなくてはならない。人の体を構成しているものもウイルスを構成しているものも大して変わらない。タンパク質と遺伝子である。今回はタンパク質について書いてみようと思う。

 タンパク質とは何か?菓子パンとか、ビーフジャーキーの裏にたんぱく質××gとか書いてあるあれである。このタンパク質とは”アミノ酸と呼ばれる化学物質がペプチド結合を介して構成される物質”である。” ”の中は何を言っているのかよく分からないと思う。まず、アミノ酸だ何となく聞いたことあるようなないようなという人が多いかもしれない。『バリン、ロイシン、イソロイシン配合』とか、分岐鎖アミノ酸配合とか書いてあるパッケージを見たことがあるかもしれないが、それだ。このアミノ酸『』の中に書いてあるものだけではない。もっと沢山ある。人の体を構成しているものでも20種類ある。世の中で見ればアミノ酸は無数にある。化学的にはアミノ基とカルボキシル基を持っていればアミノ酸だ。興味があれば検索すれば出てくると思う。とりあえず人の体を構成しているものは20種類だ。「ペプチド結合とは何か、これはアミド結合とも呼ばれ、カルボキシル基とアミノ基が脱水縮合」したものだ。要するにアミノ酸から水が出てきてつながったものだ。細かいことなのでなんかつながるんだなと思ってくれれば良い。20種類のアミノ酸がつながる。そしたらタンパク質そんなに多くの種類があるのかと思う方もおられるかもしれない。

 しかし、これは無限に組み合わせができる。列ができているラーメン屋さんを想像してみて欲しい。仮にラーメン屋さんに5人の人が並んでいたとしよう。この人たちは血液型が4通りある。入り口から後方の人の血液型の組み合わせは何通りあるだろう?4×4×4×4×4=1024通りである。実際にはタンパク質を構成する場合は4の部分は20に置き換わるし、5人ではなくもっとたくさんの人(アミノ酸が)が並ぶので、相当の数の組み合わせがあることは想像できると思う。さて、このタンパク質だが長い鎖状の物かというとそうでもない。ペプチド結合というとをがっちりとつないでいるほかに弱く引き合っている所もあるし、ジスルフィド結合という強固に結合している所もある。なので、行列ができたときに蛇行して並ぶように折れ曲がったりり、らせん階段のようにくるくると回ったりしているところがあったりする。そうして組み上がったタンパク質はまるでプラモデルなどのように形が生まれてくる。単純な直線状の物ではなくなるのだ。そうなってくると、機能を持つようになる。人の足は歩くためにあるし、手はつまんだりするためにある。目は物を見るためにある。これと同じようにタンパク質もまた、ハサミの役割だったり、掴まる役割、体の中に何か危ない物が入って来ないか見る役割だったりを持っていたりする。

 タンパク質は機能を持った物質なのだ。もちろん人の体にもタンパク質があるし、動物の体や植物にも存在している。大部分の酵素も、抗体も、エンベロープもスパイクタンパク質も全部タンパク質だ。じゃあこのタンパク質はどうやって決められた配列にするのか、と言うところで遺伝子が登場するが続きは次に書くこととする。