明日の練習試合は、別のエリアで最も強いチームと初代監督から告げられる。

この監督とはそりがあわず、あげくの果てよそからチームをつれたきたか。

負けることがなかった。


明日は夏の締めくくりの練習試合。

練習後、最後に子供たちを朝礼台に集め、作戦ボードを広げ、初めての戦術を指示する。

指令塔のYは、その技術とセンスからその戦術を試合ですすめて、他のメンバーもそれに加わりつくりだしていく。


1試合目 0-0

設立されたばかりのチームに、どこの馬の骨かというなめてかかっている相手は、まずは早いパスワークで攻めてくる。しかしながら、破れないことになると、今度は力づくで果敢に攻めてくる。身長180CMにもなろうかという、高校生?と思うような体格のセンターバックが、バックラインから飛び出てゴールに一直線に襲い掛かる。

逃げるか?

身長150CMにもならない当チームで最も背の低い選手をめがけてきた。

Kは驚きながらも、ここでたじろいではゴールされる、それは、チーム全体の敗戦の導線となると、

体を張って相手に当たり、サイドにクリアをした。


・・・マズ、骨折したろ

その光景をベンチから見た私のセリフ。


Kは幸い仲間に抱き起こされたがゲガなく、プレーを再開した。どうみても相手のラフプレーだ。

相手方のベンチを眺めると、監督?コーチ陣は、笑っていた。


なめている。。。


2試合目

1試合目からやろうとすることが、目に見えてかみ合い始めた。

徐徐にボールキープができ始め、ゴールへ近づきはじめた時、指令塔Yが狙われた。

今なら、レッドカードに匹敵するタックルだ。

W、MがYに駆け寄り、SGとSはその相手に襲いかかっていった

『SG,S、止めろ!!』

ベンチから大声を出して静止した。


さすがに、相手ベンチからも声がでた。

『謝れ』


5分後、コンビネーションと戦術が組み合いはじめてゴール。

そして、ゴール、ゴール、ゴール、ゴール。

試合は5-0で完封。野球でいえば、コールド勝ち。


無言の相手ベンチに挨拶をして、返ってきた。

帰ろう。


む。。。。振り返れば子供たちたちがもぞもぞしている。

お母さんマネージャーが子供たちの中に入り、そして、手を引っ張って荷物置き場まで戻ってくる。


挨拶を終わってセンターラインで交差するときに告げられた。

『体育館裏に来い』

告げられたのは、体を張ってとめたK、指令塔Y、そして、W。


荷物置き場まできたSGが大きな声で叫ぶ

『早く着替えなきゃ、体育館の裏に来いっていわれたから、』

『おお、体育館裏、体育館裏て、あれ』

Sが連呼する。




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××××.××.××


時は流れその後輩達が夏の大会に参戦。


第一試合、

ボランチのAは相手にチャージをしてボールを奪う。

奪われた相手は報復攻撃とばかり、襲い掛かる。

Aは転ばされ、3回転した。

こめかみにすり傷。足の負傷がなくよかったか。。。


審判がAに駆け寄る、Aは顔を抑えながらもゆっくり立ち上がり、そして、プレーを再開した。


              ・

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夏の東総大会総括(前)