一夜明け、今日はついに婚姻届けを出す日になりました。

 

昨日のこともありましたが

ここまで来て今さら結婚を辞めるわけにもいかず、

予定通り市役所に向かい婚姻届けを提出しました。

 

私「私たちこれで正式に夫婦になれたね」

 

夫「そうだね。なんか夢みたい」

 

つないでいた手をより強く握り合いました。

 

夫「○○(私の名前)改めてこんな俺の嫁になってくれてありがとう」

 

私「私のほうこそ頼りない嫁だけど、これから末永くよろしくお願いします。」

 

夫「仕事辞めて迷惑かけて○○(私の名前)のこと泣かせてばかりだけど、これからもずっと○○(私の名前)のそばにいさせて下さい」

 

私「それは私のセリフだよ。ずっとそばにいてください。離れていかないでよ?」

 

夫「俺は離れていかないよ。○○(私の名前)のほうが俺に嫌気さして離れていくんじゃないの?」

 

と冗談っぽく夫は言った。

 

私「嫌気さしてるんだったらとっくの昔に別れてるし、結婚もしてないよ」

 

前日の出来事なんてなかったかのように

このときが一番幸せでした。

 

 

それから夫は就職活動を行い

夫が昔勤めていた会社から「またうちで働かないか?」と誘われ

そこの会社に就職することが決まりました。

 

会社「最近結婚したんだって?奥さん専業主婦?」

 

夫「はい。嫁は普通の会社員です」

 

会社「それはよかったな。子供も生まれるんだったらお前もしっかり働かないと」

 

夫「そうですね。またよろしくお願いします」

 

 

夫の仕事も決まりさらに何日か過ぎた頃

 

夫の友人夫婦が結婚祝いに家に遊びに来てくれました。

 

友人の奥さん以外は次の日が休日ということもあって

夫と友人は朝までどんちゃん騒ぎをしていました。

 

私も途中まではなんとか起きて参加していましたが

夜も更けてくる頃には

気づくと私は夫の膝の上で寝ていて

夫が優しく私の髪をなでてくれていました。

 

耳を澄ませると二人の会話が聞こえてきます。

 

夫「……たくさん泣かせてつらい思いもさせて、それでも見放すことなくついてきてくれたから何が何でも俺が幸せにしてあげたい。ただ、彼女にずっと笑っていてほしい。俺と結婚した彼女がずっと幸せでありますようにって思ってる」

 

友人「そっか。……じゃあ、頑張って仕事辞めないようにしないとな。改めて結婚おめでとう!」

 

二人は私が起きていることには気づいていないようでした。

 

普段聞くことの出来ない夫の思いを知ることができ

本当にこの人と結婚出来て幸せだなと思いました。