こんにちは!ツバキ アキラです!
いつまでも想いを遂げられず、傷ついたKの心を溶かすために、
じっと恋の焦燥に耐えているメフィストフェレス2世と、
メフィストの想いに応えたいのに、過去のトラウマに囚われ続けているK・・・
という、ワタシの思い描いていたストーリーには反して、
並べたが最後、引き合って離れないRingdollのメフィストフェレス2世とKである。
この日も、二人はしっかりと寄り添って、離れようとはしない。
そこでワタシは、Kに、よくかぶせていたオーガンジーの布で二人を包んだ。
薄布に包まれ、二人だけで過ごす、秘密の時間。
それは、儚くも、美しい。
まるで夢の中の出来事のような、そんなひとときの中で、
二人は誰にはばかることもなく、ひたと寄り添っている。
メフィストフェレス2世が、この上もなく優しい眼差しで、Kを見つめる。
メフィストの強い手が、Kの肩を抱き寄せた。
Kは、愛しい恋人の顔を、うっとりと見つめ返した。
唇と唇が触れそうな距離で、甘い言葉を囁く悪魔。
Kは、潤んだ瞳で、その時を待っている。
そして。