以前、リナちゃん(←仮名・私の女友達)と飲んでいた時
どうしてそんな話になったのか覚えていないんだけど
お互いが子供の頃に読んだり聞いたりした‘童話’の話になった
リナちゃんは私とは20くらい離れてる
また、独特の発想をする子なので・・・
と言うか、正確には物事をあまり深く考えるのが得意ではないタイプだ
何でも自分流に勝手に思い込むクセもあった(笑
私 「‘フランダースの犬’の話、知ってる?」
リナ 「知ってますよーっ 当たり前じゃないですかーっ、でも、読んだことナイんですけどねぇ~」
ほら、もうヘンでしょ?なんだか話の内容がさ・・・(笑
私 「読んだことナイって、もしかしてアニメとか何かを観て知ってるってこと?」
リナ 「違うの、友達に話を聞いたの」
私 「じゃ、どんな話か言ってみっ」
リナちゃん、色々なことを思い出しながら‘フランダースの犬’について語る
(この間、約20分)
私 「御苦労さまでした(笑 大変興味深いお話を聞かせて頂きました。でもさリナちゃん、今のリナちゃんの話さ、‘母を訪ねて三千里’と‘フランダースの犬’が合体してたから(笑」
リナ 「えぇ~そうなの?だって友達は私に同じ話をしたんだもん!」
聞けっ!リナ坊っ!
私は軽くイラッとしながら(笑
リナちゃんに‘フランダースの犬’の話をした
私 「フランダースの‘ダース’って、どんな意味かわかる?」
リナ 「ダース・・・12個だからダースです?ホントの話は犬が12匹出てくるの?」
私 「正解っ!リナちゃんはやれば出来る子だと思ってた」
リナ 「なんか違う気がする(笑」
私 「マジメにお話しましょう(笑 ‘フランダース’は19世紀、ベルギー北部の地名です
12匹も犬は出てきません(笑 犬がたくさん出てくる話は‘101匹わんちゃん’だから(笑」
リナ 「あ~そうだった(笑」
私 「その昔、フランダース地方にジイちゃんと少年ネロと歳をとった犬、パトラッシュが仲良く暮らしていましたとさ おわり」
リナ 「はやっもう終わりなの?(笑」
私 「そんなワケない(笑 でも短めに話すと・・・ネロの夢は画家になることだったんだけど
(゚<_、゚ ξジイさんが亡くなったあと、村の風車小屋が火事になった事件で放火犯の濡れ衣を着せられてしまったんだ」
リナ 「可愛そう」
私 「うん、可愛そうなのは更にその後で、結局、ネロはパトラッシュとともに村を追い出されてしまい、賞金付きの絵画コンクールに出したネロの絵も落選し・・・季節は冬、住む場所も明日への希望も失ってしまったネロは、アントワープ大聖堂でパトラッシュと一緒に凍死してしまうんだよ」
リナ 「・・・・・・・・」
私 「ネロが凍死した頃、村ではネロへの誤解はとけて、なおかつネロの絵の才能を認めたコンクールの審査員が、ネロを引き取ろうとして彼を探していたんだよ」
リナ 「それって・・・・・」
私 「なに?」
リナ 「それって、まさに‘犬死に’ですよねぇ~パトラッシュ(犬)だけに」
私 「・・・・・」
私 「明日、ヒマ?」
リナ 「うん、別に用事はないよ」
私 「ドライブへ行って、ある場所で‘かくれんぼ’しない?」
リナ 「かくれんぼ?」
私 「最初の鬼はリナちゃんね!アイマスクをして、額にバットをくっ付けてグルグル10回周ったあとに、アイマスクを外してオレを探してねっ場所は樹海の真ん中でっ!」
リナ 「じゅかい???」
私 「こんなにも可愛そうなネロとパトラッシュのお話を‘犬死に’って言う人は、樹海で白骨化しろって思う。白骨美人になっちゃえ」
リナ 「お願いされてもヤですっ樹海で白骨美人になんてなりたくありません(笑」
翌日はドライブに行ってませんし、現在、リナちゃんは白骨化もしていません・・・(笑
ですが実際にあったリアルな会話です(笑