「半島の東側に建つ 小さなホテル(美術館編)」 | リズム & ブルース・リー

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雨音も、グラウンドを転がっていくボールも、心臓の鼓動も
一定のリズムを刻んではやがて終息する
リズムは儚く、狂おしく、時に切ない
また「甘美」とは、そういうものなのだろうと私は思う

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美術館の外観はこんな佇まい(クリックで拡大)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(建物の前面は、すべてオープンなレストラン♪)

 

 

 

 

特別展は「海に生きた素朴画家 アルフレッド・ウォリス」ですが・・・

 

 

 

 

遠近法とかのテクニック的な問題ではなく、絵画そのものに奥行を感じない作品は「ふ~ん」と言って絵の前を素通りしてしまう私です(笑

 

 

 

 

絵画観覧修行が足りないのかもしれませんね(はっきり言って特別展600円分、損した気持ち)

 

 

 

 

この美術館で観たかった作品は・・・

 

 

 

 

朝井 閑右衛門画伯の「バラ(夜明け前の)」

 

 

 

 

この作品は連作になっているので、いろいろな美術館で1つ1つのバラを観ていくのが楽しみなんです

 

 

 

 

直接、板に絵の具を塗りつけていて、立体的に盛り上がっています(笑

 

 

 

 

(なんてデコラティブ~♪)

 

 

 

 

あとは、電線ばっかり描いてある「電線風景」シリーズ(笑

 

 

 

 

どうですか?観たくなるでしょ?(笑

 

 

 

 

やはり芸術家は、気になったら描かずにいられないんですね(芸術は爆発だっ!の岡本 太郎画伯も同じ感じがします)

 

 

 

 

「きみ、かまぼこを持ってきてくれないか?いや、かまぼこはきみが食べてしまっていいんだよ。」

 

 

 

 

(絵の具をダイレクトに塗り重ねるので、普通のキャンバスでは到底その加重に耐えられない・・・友達に‘かまぼこ板’を頼んだ話はわりと有名です・笑)

 

 

 

 

また1つ、朝井 閑右衛門画伯のバラを採集(?)できて満足しました

 

 

 

 

しかし、私が本当に観たかったのは・・・

 

 

 

 

と言うよりも‘会いたかった’絵は・・・

 

 

 

 

美術館の同一敷地内「谷内 六郎館」にありました

 

 

 

 

谷内 六郎(1921-81)

 

 

 

 

「週刊新潮」の表紙を1336号分、飾った画家(イラストレーター・・・なんですが、私は谷内さんを画家だと思っています)

 

 

 

 

新潮の表紙、毎回毎回登場するのは「子供」です

 

 

 

 

もしかしたら・・・この人って「ロリ」?

 

 

 

 

記者が構えたカメラの前で、谷内さんは両手を使って「ヘン顔」してます(笑

 

 

 

 

横に写っている奥さんは、そのヘン顔を観て爆笑っ!!

 

 

 

 

そんなモノクロ写真が展示してあり、私の邪推を押しのけました

 

 

 

 

ロリずきなんかではなく、この人自身が「子供」のままだったんだぁ~(笑

 

 

 

 

「子供」に対する目線が、いつも本当に優しくて温かくて・・・

 

 

 

 

だから大好きなんです

 

 

 

 

リンクをクリックして頂くと、谷内さんの作品が観られます

 

 

 

 

横にある文章も谷内さんによるもので‘味わい’が滲んでいますよね

 

 

 

 

残念ながら私の‘お気に’「ツバメ フィルハーモニーオーケストラ 訪日」

 

 

 

 

は、観られません(笑

 

 

 

 

→(手に楽器を持っているツバメたちが電線にとまっています・・・それを頭の後ろで手を組んで、男の子とお姉さん(母?)が見上げている作品)

 

 

 

 

一般の書店では‘注文扱い’になってしまう谷内さんの著書(もちろん、絵が入っています)を、たくさん買ってしまいました(笑

 

 

 

 

絵画や音楽は、私の気持ちをやさしく包んでくれます

 

 

 

 

「辛くても大丈夫だよ」って言いながら・・・

 

 

 

 

(いやぁ~最近、辛いことは何にもないんですけどね・笑)

 

 

 

 

美術館は、自分にとってそんな場所なんです

 

 

 

 

あっ!言ってませんでしたが、半島東側のホテル、この美術館

 

 

 

 

幕末、ペリーが黒船でやって来たところです

 

 

 

 

前回ブログのあの海のフォト、あそこにペリーが来て、日本は開国・・・

 

 

 

 

なかなか歴史的な場所です(笑

 

 

 

 

そしてここは、私が子供のころ、毎年泳ぎに来ていた場所

 

 

 

 

浜っ子でもあり、海っ子でもある私です(笑

 

 

 

 

(いいペースで、ド深夜か早朝にブログを更新出来ています♪)