平日が終わり、プリンを買って帰宅した。
次男がひとり、家に居た。
最近の次男は、夕方5時台には風呂を済ませ、
7時頃に夕飯をしっかり食べる。
だいぶ、リズムが整ってきた。
超特急で野菜類を刻み、買ってあった挽き肉とともに
圧力鍋でキーマカレーを作っていると、
お腹を空かせた次男が下りてきた。
「あと10分くらいで出来るから、まってねー」 と言うと、
2階へ上がっていった。
そして、10分後に下りてきた。
・・・おなか、空いてるんだな
鍋の圧力をプシュ~っと下げ、急いでルーを溶かして仕上げた。
炊き立てごはんと、出来たてのキーマカレーとで
熱そうに、ちょっとずつスプーンに取って食べていた。
私はさりげなく、対角線の席に座り、
テレビのバラエティ番組を見ながら、心地よい時間が流れた。
今日は、往復の通勤中、なぜか涙が止まらなかった。
(マスクに隠れて、泣いていた)
朝の電車で、本を読んでいて
ツボにはまってしまったからだ。
<ある、不登校児をめぐる、母親と医師とのやり取り>
母親はいつも息子へ、
「いい子でいてね。そうしてくれたら、お母さんは助かるし、嬉しいわ」
というメッセージを送ってきた。
子どもはその通りにして、お母さんが喜んでくれるのが生き甲斐だった。
だから、一生懸命にそうしてきた。
子の苦しみは、親から受け継いだ苦しみである。
だから、親の苦しみでもある。
十数年間、無心に親に従ってきた子は、
心の深いところで、親と一緒に治りたいと願う。
親が生き方を修正して、親自身の苦しみを取ってくれなければ
自分の苦しみも取れない、と知っている。
・・・そうだ。私は、自分を守るために、あの子に「いい子」でいることを望んできた。
繊細で敏感な次男は、素直に応え、時にはおどけて笑いを取った。
なんてことか。
私の方が一方的に、次男を頼っていた。
夫との不仲や、仕事や人間関係で受けたストレスを
いつも次男が癒してくれていた。
私はあの子に、救われていた。
やばい、また泣けてきた。。。
ごめんね、と、いつか直接言いたいと思ってきたけど、
今は、「ありがとう」の方が、適切と思う。
もう、母のために、いい子でいなくていいんだよ。
大人の心の奥底(意識下)には、成長する過程で閉じてきた心が残っている。
だから、普段、何気なく見聞きする中で、
妙に心に残ったり、心に刺さるようなものがあると、
それは偶然じゃなく、何かに気付く時なんだなと
受け取るようにしている。
きょうのオラクル 「生命の輪」
メッセージ: 目の前で起こっている、すべての現実を受け入れてください。
自分の中心にいて、心を開いていてください。
恵みや豊かさが、あなたのところへ流れてきています。