転校する前の中学校で、

一番仲良くしていた男の子(Aくん)のママから、お正月に連絡をいただいた。

 

話がしたいと言われ、週末に久しぶりにお会いした。

じつは今年度、高校の出席日数が足りず、Aくんは学校を辞めたいと言っており、

次男が通信制へ転校したため、通信制高校に興味を持っていると。

 

Aくんはとても優しい子で、

次男が新しい環境で頑張っているところに、自分が連絡をしてもいいか迷っている、

とのことだったので、

まずは帰って、次男へ伝えることとした。

 

キッチンに下りてきたタイミングで、Aくんの様子を伝え、

「Aくんから、〇〇(次男)に連絡するのは構わない?」と訊くと、

「それは構わないけど、なぜAくんは、自分が通信制の〇〇高校へ行ったことを知っているの?」と逆に訊かれ、

「転校する時に、同じ部活だったBくんのママに、〇〇高校へ転校することを知らせたんだ」

と話した。

 

どうやら次男は、お友達の誰にも、自分の転校先を伝えていなかったらしく、

「Aくんは仲良いからいいけど、それ以外の人に通信制に行くことを言ってほしくなかった」

と言われた。

 

あちゃ~

また、やってしもうた。

自分がお世話になったママ友への、義理を通すことを優先してしまい、

ママ友に話せば、少なからず生徒たちにも広まること、次男がそれをどう思うかを

考えていなかった。

 

地元からその中学に通う子はいないし、もう縁を切る学校の子に知られても、

いいんじゃない?

と、思うのは、親の勝手であって、

次男にとって、「通信制に在籍する自分」は、なるべく人目につかない、狭い範囲にとどめておきたいことなのだと。

 

そう考えると、家から外へ出ないことや、友人への連絡を断っていることにも繋がってくる。

 

これは俺の仮の姿で、そのうち元気になって、外へ出ていくんだ。

そう、言われたような気がした。

 

私は、「そうか、ごめんね。皆に知られたくなかったよね。悪いことしたね・・」と謝った。

 

怒って無言で立ち去るか、ドアをバンッと閉めたりするのかと思いきや、

「Aくんは、オレと似たタイプだから、

もしAくんが通信制に行くとしても、周りには言わない方がいい」

と、Aくんを想う言葉が出た。

 

この1年、黙って部屋に籠りながら、一生懸命に自分と向き合って

成長していたんだなぁと、ちょっぴり感動した。

 

それにしても、

トラウマ満載のお母さんは、またしても自分の事しか考えていなかったな。

 

ひとつの出来事を、

次男の気持ちを想像し、いろいろな視点から考えてみる。

 

まだまだ、修行は続くなこりゃ

 

 

きょうのオラクル 「輝きを現す」

メッセージ: あなたの内側では、光が明るく輝いていることを知ってください。

       さらに明るく輝くために、何を手放すべきでしょうか?