すっかり日が短くなってまいりました。

買い物がえりに公園に立ち寄ったら

うすぼんやりと点灯不良の時計が目に留まりました。

木々を背負って公園をみつめている。

幻想的。

あたりは暗くなり、その中にぼんやりと光ってます。

童話の挿絵のような感じです。

 

時を伝える時計が

「もう夜ですよ」

静かに語っているようでした。

 

駅や商店街の時計のように

いつでも煌々と眩しく時を告げるより

公園の時計は、穏やかに

夜は夜らしくうすぼんやりの方が良い

と思いました。

 

灯りに虫のように群がり

いつまでも遊んでいるような子はひとりもいません。

 

私も「早く帰りな」と言われた気がしました。