私は「まだですか?まだですか」と助産師さんに問いながら、とにかくいきまないようにしていました。すると、何か温かい大量の水?のような物がバシャーっと。
あっ破水だ。
スミマセン破水しました。助産師さんに伝えると「えっ?!」と。助産師さんが下着の中を覗くと、「出血だ!!ちょっと多いな、、、」と言いました。
え?出血?私も赤ちゃんも大丈夫なの?とあまりの恐怖に意識が飛びそうになりました。助産師さんが慌てて先生にこのことを伝えに行きました。
すると明らかに赤ちゃんの頭のような物がでてきて、隣にいた旦那に頭がでてきた!誰か呼んできて!と。
電話を片手に持った先生と助産師さんが帰ってきて「20分ですか?20分たぶん持ちません」と電話で話していました。
自分でもいきんでしまえばこのままスルッと産まれると感覚でわかって、20分も持つはずがない。赤ちゃん、ごめんねと涙が止まりませんでした。
ここでやっと分娩室に移動になり、横では助産師さんが「力抜いて、いきまないで!」と汗だくになりながら言っています。
それでも頭が出始めると勝手にいきんでしまうんですね。自分の意思とは全く逆におもいっきりいきんでいる自分がいて、驚きました。
頭がでようとするのを自分のかかとで赤ちゃんの頭をおさえて出てこないように!
今産まれてしまうと赤ちゃんは死んでしまう!と必死でした。
今考えれば自分の赤ちゃんの頭を足でおさえるなんて、、、(笑)
先生は搬送先の病院とずっと電話しているし、助産師さんも走り回っている。でも私はお腹の中に赤ちゃんを留めておくのはもう限界だとわかったので、旦那に先生呼んできて!もう産まれる!!と伝え先生が来てくれました。
頭がでてきているのを先生も見て、「あっもうこれは持たない!もう産むしかないね!いきんでいいよ!」
1回いきんだだけでスルンと赤ちゃんが産まれ「ミャ」と子猫のような産声を上げ、別の部屋につれていかれました。
先生も助産師さんも赤ちゃんにつきっきり。私は分娩台の上でほぼ放心状態でした。旦那は隣で大丈夫と言っていましたが、絶対大丈夫じゃないよ。だって保育器もないんでしょ?まだ搬送の救急車も到着していない。私の赤ちゃん。ごめんね。
別の部屋からは、あの穏やかな先生の怒鳴り声が聞こえてきました。よっぽど緊迫した状況なんだ。そりゃそうか。
だってまだ31週、体重だって昨日の検診で1,800グラムって言われてたし。
産まれてから40分後くらいにやっと救急車が到着。今から搬送?赤ちゃんはどうなってるの?まず生きているの?
もう気が狂いそうでした。救急車からバタバタと人が上がってきて、30分くらいしてから私の部屋に先生が入ってきました。
「赤ちゃん大丈夫ですよ!しっかり自分の肺で息をしてくれています!!お母さんに抱っこしてもらってから、NICUのある病院に搬送します。」
信じられませんでした。しかも抱っこもできるの?車椅子で赤ちゃんのいる部屋に移動するともう一人見たことのない先生が赤ちゃんの処置をしてくれていました。
大阪の母子センターの小児科の先生が救急車に乗ってかけつけてくれたそうです。母子センターは、600gで産まれたような子も助けられるようなすごい病院だと聞いたことがありました。私は先生に泣きながら「ありがとうございます」と何度もいいました。