『暑さ寒さも彼岸まで』
本当に急な秋の訪れに驚きです。
空の色
夜の風
空気の匂い
月の明るさ
『おかえりなさい』
『ありがとう』
そんな言葉が浮かびました。
とても不思議な夏でした。
暑すぎた夏に流した汗は、身体中の毒素を排出してくれていた気がしました。
暑さの中で毎日ダラダラと流れる汗に、とても嫌な不快なニオイを感じていて、洗っても洗っても気になっていて朝晩お風呂に入っていました。
自分で深く考えず、ただ周りに流されて嫌だと思いながら受けた3度のワクチン接種。更にコロナに罹患し残った様々な不調。
出掛ける度に、あちこちの冷房の強さに震えながら、夏の暑さと闘っていました。
急に様々なコトが動き出し、混乱しながら右往左往しながらも、周りの人達に刺激され支えられて、極端に忙しい時間と、疲れて動けない時間を繰り返していました。
元気な頃、常に家事や仕事など決まった時間の流れで生きていた頃、私にとってのスケジュール帳は決められた行事や予定の確認の為のモノでした。
あの頃の10分の1程度の社会的責任。
半分程度の体力と判断力と記憶力。
今の体力、今の身体、今の心…。
自分のやりたいコトのためにすべきコト、それだけで精一杯の今、それが許される今がある。
人生最後のチャンスが訪れているワクワク感。
過ぎた過去を気にする余裕も無い。
未来はどうせ分からない。
この安全で豊かな国に生まれながら、
何が不満で何が怖くて何が大変だったのか…、
なぜあれほど生きるのが苦しかったのか…、
今は不思議なほど思い出せません。
心身の不調を何とかしたくて通っていたセミナーで、先生から魂が体の外に出たがっていると言われたコトがありました。
頭で考え、頭で悩み、思考に振り回されて心がどこにあるのかも分からなかった頃、
魂が40%しか繋がっていないと言われました。
施術してもらっても60%にしかなりませんでした。
自分自身の問題だと言われました。
あれから6年…。
自分から逃げたがっていた自分…。
全てを自分として受け入れてきた今。
自分も他人も個々の人間として見れる様になり、何ごとにも波調があり、相性があるコトも理解しました。
自分の意志で動く身体を持っていて、自らの選択で生きるコトが許されている今がある。
自分で深く考えず、ただ周りに流されて生きていたのも自分の意志であり、人の目を気にしなくなった今も自分の意志。
不平等が当たり前の時代の中で、自分にとって何が本当に大切なのかを選ぶために学ぶ時間だった気がします。
自分自身でちゃんと理解するまで自分を許さない頑固な自分がいました。
唯一無二の存在であるという自覚の芽生え。
自分自身との調和。
その有難さ。
感謝と喜び…。
この世界の美しい大自然がやっと自分のモノになりました。
人の優しさや思いやりの美しさ。
一生懸命目標に向かって頑張る姿の美しさ。
お互い様の優しさに支えられ喜び合う姿の美しさ。
自分にとって美しいと思えるモノを選べば良い。
見えない力に、見えない想いに支えられ、守られ教えられてきたのだと、確かに生かされている、その有り難さに感謝をしています。
月の様に、日々変化しながらも、その本質は変わらない、そんな自分自身であり続けるために、何があっても何が起きたとしても、自分は自分なりに生きれば良い。
今の自分で生きられる時間を楽しみながら、その時間を大切にしていこうと思いました。