大病人(映画)
伊丹十三監督作品
主演の三國連太郎の演技を堪能させてもらった
医師にとって死は敗北
患者にとってはエンディング
ガン
告知
抗ガン剤
ペインクリニック
死生観
ガンに対する問題が山済みの1993年の作品
まだ病院内でタバコが吸えている時代
この映画ラストのシーンで般若心経をもってきたのも見事
釈迦とは神ではなく2500年前にいた1人の大天才(釈迦は自分を神扱いして数百年後に金儲けする人間がでてくると予言。予言が当たりましたね)
般若心経とは極端にいえばこの世は原子でできているから、感じたり思う事も本当は無いと伝えたもの
余談だが137億年前のビックバンから30万年後に水素が生まれ、さらに数億年後にヘリウム、星ができ爆発の繰り返しで炭素、窒素、酸素と順番に元素ができてゆく
さらに臨死体験でCGが使われているが、CGはこの作品位のレベルで十分だと思う
CGが浮いて見えていても主旨がわかれば良い
最近のは、やり過ぎて作品よりもCGを見せつけているだけである