とうとう梅雨入りしたようで。
天然パーマにとっては1年で最も憂鬱な時期です。
只今、ストレートパーマを掛け直す時期を迷い中。
先日、大学のトイレで手を洗っているとき
ふと前の洗面台の鏡を見ると
そこには『聖☆おにいさん』のイエスがいました。
よく見るとそれは私でした。
胸の下くらいまで伸びた前髪なしのスーパーロング。
とれてきたストパーと迫り来る湿気のせいで
地毛のうねりが全面に出された無造作ヘアー。
ジーザス!
教室に戻ってそのことをたけおチャンとずえに伝えたら、
“『聖☆おにいさん』を知らないから分からない”
と。
『聖☆おにいさん』は、イエスとブッタが下界のバカンスを満喫しようと共同生活をする話です。
あらすじを説明すると、
“何だそれ。”
とものすごく怪訝そうな顔をされました。
そろそろ美容院いかなきゃな。
と思いながら帰宅すると、
仕事が休みだった母から
『今日お昼のテレビに、あんたの好きな人出てたよ。名前忘れたけど。』
と言われました。
どんな人?と聞いてみたら、
『イケメンだけど、
陰気臭いイエスみたいな人。』
イエス?!
トイレでの出来事を思い出し、一瞬ドキッとしましたが、すぐに分かりました。
あ、
ピースの又吉さんのことだと。
昼間からネガティブな独特の世界観を出していたらしい。
又吉さんとせきしろさんが出した
自由律俳句の本。
『カキフライが無いなら来なかった』
俳句のほかにもエッセイ的な短文が載っていましたが、
面白い。
いま母がW杯を見ながら興奮している横で、
私はこの本を読んでいる。
『何の本、読んでんの?』
と全く興味なさそうに母が聞いてきた。
又吉さんは高校のときサッカーでいいとこまで行って、大久保とか稲本と戦ったことあるらしいよ。
と母が食いつくような話題を交えて言ったら、
『だからその大久保がさぁ‐‐‐!!怒』
と吠え出し、私の話は全く聞いてもらえず。
いつ手に入れたのか不明なDragon Ashのうちわを振り回しながら叫ぶ母。
サッカーがあまり分からない私は、サッカーを見る母を見て楽しんでいます。
本の中で私が気に入ったのをいくつか。
『求められてもいないのにアンサーソング』
『二学期から人気が出るタイプ』
『早くも来世にかけている』
こういう感性、好きですね~。
エッセイ的な短文でも、決して明るくはないんだけど、
クスッと笑えるお話がいろいろ。
かと思えばこんなのもあったり。
『改札に君が見えるまで音楽を聴く』
素敵だ。
大好きなブラマヨとはまた違ったタイプのピース。
よっさんのネガティブな考え過ぎなところとはまた違ったタイプのまったん。
面白いもの見て
笑って
日々生きております。
あたし結局、おもしろいけど暗い人が好きなのだろうか。笑