昨日のサピックス保護者会で印象に残った話で書き忘れていたのが
子供に言っちゃいけない言葉
親「頑張って100点取ってね」
先生「点数を目標にすると何をするか…
カンニングします
小4くらいだとビックリするくらい堂々と…」
これ大人でもそうなんですよね
数値を目標にすると数値を合わせようとする悪しきインセンティブが働く!
「イジメをゼロに!」
と文科省がやるから学校は数値をゼロにする為に「イジメは無かった」と言い張るのと一緒です。(よく見ますねテレビで)
ちなみに、文科省が「イジメの兆候を3年間で1件も見つけられなかった学校は指導対象に…」とやった方が深刻なイジメは無くなるはずです
ちょっと話はそれましたが、大人の、しかも教育者ですら数値目標を掲げると数合わせのインチキをするんですから、子供がカンニングに走るなんて当たり前ですよね。
普段から偏差値70を平気で取り、最終的には御三家に楽々合格したある女の子も、4年生の頃よくカンニングをしていたというエピソードを話してくれました。
その子があるときを境にピタッと人の答案を見なくなった。その理由は…
「自分が正解を書いていたのに、人の答えを見て直したら間違った。カンニングしても意味ないと気づいた」と…
この話を聞いたうちのママが
「そうそう、Zooも『ビックリするくらいみんな人の答案覗くんだよ』と言ってた」と…
あと、相互採点の時に「×を付けないで」と相手の子に頼む女の子の話もしてくれました。
先生が理由を聞いたところ
「うちのママは丸が好きなの…」
健気ですよね。ママの喜ぶ顔が見たい…いい子なんだと思います。
×が多いと機嫌が悪くなったり悲しそうにしてもこうなっちゃいますよね。
マンスリーテストは現時点でわからないところを早期発見するためのツール。
目的は、どんな問題でも対応できる力をつけることで目先の点数ではない。
この二つを肝に命じながら、息子にどんなインセンティブを与えたらいいかを常に考えておかないと…
とりあえず週末の算数マンスリー復習は
「わからないところがいっぱい見つかってよかったじゃん」から入るか