10年後、君たちに仕事はあるか(藤原和博著)要約11 | 社長力検定「後継者育成塾」

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大いに読書に励み、郷土を愛し、

世界へ羽ばたこう!

情報処理力は「ジグソーパズル」をやるときの力に例えることができ、
情報編集力は「レゴ」をやるときの力に例えるのがぴったりなんです。

こういう比喩表現でプレゼンするのはとても大事なんです。相手のアタ
マのなかにある言葉で語ってあげると理解が進むけれど、アタマのなかに
ない言葉はなかなか腑に落ちない。

比喩表現の能力をいまのうちから鍛えておいてください。

パズルのピースはそれぞれ正しい位置じゃないとはまらない。

ジグソーパズルは正解主義のゲームですよね。

日本が戦後、学校教育によって生み出し続けてきたのは、ジグソー
パズルをいち早く仕上げる情報処理力の高い人材です。

正解ありきの「正解主義」教育が主流

あらゆる会社や役所でジグソーパズルを早くし上げるような
仕事をつづけたから、経済については日本は欧米に追い付く
のが早かった。

戦後の日本が国民総動員で完成させようとしたジグソーパズル
の完成図は「アメリカ人のような豊かな生活」だったわけなんです。

たとえば「名犬ラッシー」を見れば、広いリビングの暖炉の前に
ソファがあって家族が団らんしている。

リビングにはカラーテレビやステレオやピアノもあって

何を買えば、「アメリカ人のような豊かな生活」
が完成するかか示されていました。

戦後というのは、アメリカが示した正解をどんどん完成
させていくゲームだった。

あまり人生とか、哲学とか、難しいことを考えることなく、
それぞれの職場でピースを埋めていってくれと、早く仕上げ
てくれれば、給料も上がる。

ジグソーパズルが得意な人にとって不得意なことは何だと
思いますか?

結論から言えば、途中でやり方を修正すること。それに
完成図そのもの。つまりは「世界観」を自ら生み出すことです。

ピースの一つ一つに正解の場所があるわけですから、一度やり
始めたら途中で図柄の変更はできませんよね。

やり方の自由度はどこから埋めていくかだけ。

結局、完成図ありきですから。