センター試験を始めとした記号選択肢問題は、
多くの場合、本文を読まなくても問題が解ける
ようになっている。本文は参考程度に考えて
差支えない。
問題作成者の立場になって、選択肢を考えて行けば
正解にたどり着くのである。
選択肢文中に登場する(回数が多い言葉=キーワード)
を囲いチェックしていく解法をマスターすれば、ほぼ完璧と
言える。「ほぼ」と言ったのは、問題作成のセオリーを
はずしている場合があるからだ。
現在、私が担当している受験生に指導したように当ブログで
解説する。
2014年センター試験国語問題は、次のようなキーワードが
配置されている。位置関係も非常に大切なので、紙面に正確に
行数の合わせて書き写す。
問2
① 中国に 中国古典文
近世後期
② 中国に
③ 中国に 士大夫階級
近世後期 漢文学習
④ 中国に 中国古典文 士大夫階級
近世後期 漢文学習
⑤ 中国に 中国古典文
近世後期
さあ、お分かりだろうか?
①④⑤ は、共通して「中国に」 「中国古典文」が
入っている。
次に③④が「士大夫階級」「近世後期」 「漢文学習」が
入っている。
従い、④には、キーワードが5つあり、最も多いので
正解となる。