昨日、2013年センター試験(1日目)が実施
されました。
私の指導教科は、国語です。中でも選択肢問題
の解法を専門としています。
「トキオ式」とネーミングし、2月発刊予定の著書
「なぜ、貴方の子は就職できないのか」にも掲載
しています。
私のノウハウは、キーワードを「登場回数の多い
言葉」と定義して、その多さ、記載順序から解答を
導く方法です。
早速、2013年センター試験国語を説いてみます。
実際の試験問題は、新聞紙上で発表されています
ので参照しながら読んでください。
(本稿では、問1は漢字問題の為、省略)
キーワードをピックアップすると次のようになります。
問2
① 鐔 富や権力 刀剣
② 鐔 富や権力
③ 鐔 刀剣 刀剣
④ 鐔
⑤ 鐔 刀剣
選択肢の文は、いずれも鐔が共通して、書き出されています。
キーワードは、「富と権力」と「刀剣」です。
① 「富や権力」と「刀剣」のキーワードが入っています。
② 「刀剣」が入っていない。
③ 「富や権力」が入っていない。
④ キーワード無
⑤ 「富や権力」が入っていない。
答えは、簡単ですね。①だけが、唯一キーワードを満たしています。
指導現場では、私はいつも「出題者の気持ちになりなさい」と
言っています。選択肢の文を考案する場合、正解の選択肢を
作り、その後に不正解の選択肢を作りますので、上記のような
キーワード設定をせざるを得ないのです。
回答者の受験者側からは、登場回数の多い言葉をカウントして
行けば、正解を出せるということになります。この解法は、残念ながら
必ずしも100パーセントとは言い切れません。20パーセント程度の
確率で「ひっかけ」問題を出すからです。そうしないと本解法を会得
した受験生が、満点を取ってしまい、到底試験問題になりません。
受験生の皆さん、「騙されない」ように注意しましょう。(W)TOKIO