私は、学校現場では現代文を中心に教えてい
ましたが、 いつも「評論文」の受験」指導の難
しさを感じていました。
解法の「再現性」を生徒たちが会得できるのか
常々疑問に思っていたのです。教える側の教師
でも難しい哲学的な長文など読解できるはずが
ありません。
悩んだ末に、「トキオ式」解法を編み出しました。
すなわち本文を読まない回答法です。
早速、練習問題を出しますので、解いてください。
もちろん本文とは、関係がない解き方なので、
設問のみです。さあ、答えてください。
<問題>
傍線部1「あなたは、嘘つきだ」と言っていますが、
どのような態度を指して言っているのか答えなさい。
1. 結婚を意識しているが、プロポーズしない。
2. 田中を出し抜き、A子を獲得する。
3. 本当は、A子を愛している。
4、 A子が、田中の妻になることを望んでいる。
* 某私大入試問題改編
(解法) 登場回数が多い言葉をキーワードと言います。
この場合、「A子」がキーワードNO.1,
「田中」が、NO.2です。
1.には、「A子」、「田中」が入っていないので、
はずす。
登場回数が多く、キーワードが早く出てくるのが、
答えになります。
4.が「A子」が冒頭に来ていますから、正解になります。
こんな簡単でいいの?実は、超(チョウ)が付くほど
簡単なのです。
私は、問題作成者の立場になって考えるようになってから、
選択肢問題がほぼ百パーセント解けるようになりました。
次回も「トキオ式解法」を少し練習します。TOKIO