亡き天文兄弟を星の名に昨年、皆既月食観測の帰り道に車にはねられた兄弟の名前が、星の名前として申請されることになった。天文好きの兄弟に因んだ計らいだ。発案したのは、兵庫県大西はりま天文台の職員。まだネーミングされていない小惑星に亡き兄弟の名前をそのまま「あつひろ、たいせい」と付けて、国際天文連合に申請する。「死んだ子の年を数える」親は多い。夜空を見ながら、星に生まれ変わった亡き子らの年を数えられる小惑星の両親は、幸せかもしれない。子供の日に、ふとそう思った。