「将来お医者さんになりたい!」
私たちが生まれ育った時代であれば
医大に進学して、学部生6年間を経て、
医師国家試験に合格して、初期研修2年間、専門診療研修3年間を経て
晴れてお医者さんとしての活動がスタートできるというセオリーがありました
けれども、子どもたちが生きる「Society5.0」の中でのお医者さんとは
機械学習の技術の発展により
急激な高度化が進んだAIが、「病気を診る」行為を行い
お医者さんは「病人を診る」という形になっていくことになります
「お医者さん」というお仕事一つだけ挙げてみても、
これまでの私たちの時代の常識とは大きく変わって行くのです
そんな中、どんな部分が人間として活躍できるのか
その「要」にあたる本質部分が欠如してしまうと
せっかく憧れの「お医者さん」になれたとしても、
社会人としては、全く活躍できなくなってしまいます
これまで、人間でなければ担えないと考えられてきた分野に及ぶ、
イノベーションの連鎖が、私たちの社会や生き方
そのものを大きく変えてしまうのです
AIやロボによって、多くの仕事が代替され、
人間の負担が経験されていくことが予想される一方で、
大量の失業者が生まれるのではないかという議論も
文部科学大臣が音頭をとった大臣懇親会の中でも、挙がっていました
また、かつて人類が経験したことのない速度で技術が発展し、
新たな雇用が生み出されるとした場合も
それに対応できるだけの準備が労働者側の方になければ、
雇用のミスマッチによって、多くの失業者が生まれてしまいます
技術革新が進むほど、旧来のスキルが陳腐化することにもなる
労働市場の変化スピードの加速につながり
従来の、企業が必要とする労働者を、就職採用後に企業内で養成する、
日本型の雇用システムを大きく変容させることにもなります