かつて韓国の学者、李御寧(イー・オリョン)は『縮み志向の日本人』(1982)の中で、日本人の国際性のなさを厳しく批判した。日本人は国際会議の場で「3Sの日本人として嘲笑されている」と指摘している。3Sとは、何も発言しないsilence 話かけられても笑うだけのsmile, 仕舞いには眠り込んでしまうsleepのことである。30年前のことである。
現在、この状況は改善されているのか。大きく見渡せば、ほとんど昔のままである。管前首相のメドベージェフや胡書記長などに対する、発言シーンを見れば明らかである。メモ用紙に目を落としながら、日本の主張を読み上げるだけ。相手はしっかり管首相の目の方を見詰めているのに、管は相手の目を見ることもなくただ、メモを間違わないように読み上げるだけ。
このような発言を外国人はまともに取り扱わないだあろう。むしろ 小馬鹿にするだけであろう。
もっと言葉を大事にし、言葉で相手と議論をし、理解を得、友を得ることが重要で得ある。外へ向かって発言しよう、海外へ出て発言しよう。世界は「控え目、以心伝心」などとは違った文化である。積極的な、もっと極論すれば、弱肉強食の厳しい競争社会、これが世界である。
