下の楽譜は、今度やる曲の一部です。

この曲、こんな感じのが頻繁に出てきます。

 

超難しいんですけど、すごくカッコいいんです!

 

♩= 114  (in C表記)

 

これは、楽譜をかくソフトの画面ですが、、

グレーの音符は「アマじゃキツい音域」

赤い音符は「プロでもキツい音域」という意味です。

 

トランペットで高音を出すには、

主に筋力を鍛えるしかないので、

簡単にはでません。

 

それにね、トランペットは、♯や♭が増えると

指使いがややこしくなります。

で、♩=114 って結構早いんです。

 

この音符の数、音域、♭の数、スピード・・・

こんな曲は普通のアマはやらないと思います。

 

そこそこできる僕でもそうとう難しい。

というか、現時点ではできません。

 はっきり言ってアマでやろうというのは

無謀な曲です。

 

 

少し前の僕ならすぐギブアップしていたと思います。

難しすぎるし、頑張るメリット無いですから。

 

 

それが今の僕には楽しくて

しかたがないんです。

他人が書いてくれた楽譜を

より原曲に近いように、

細かいところを修正して

メンバーに配布したり、

 

できないのを道具のせいにして

マウスピースの買い替えを検討したりしています。

マウスピース次第で、すこし高音が出しやすくなります。

 

高音重視のマウスピースは、

低音が不安定になったりするので、

普段は使ってないんですけど。

 

 

こんなことをしているとね、

僕は、トランペット好きなんだな~と

改めて気づいて、ちょっと笑っちゃいます。

 

 

 

いままで、サルサ以外の音楽に

二の足を踏んできた自分も笑えてきます。

「何を気にしていたんだろう?

 ばっかだな~」って。

 

 

一度プロになりかけて諦めているので、

トランペットを頑張るのは未練がましいと

思っていたかもしれません。

 

 

成り行きで始めたサルサ以外の音楽で

想像以上にみんなから

「プロ級ですよね」

「すごいですよね」

と、言われて調子に乗っているところがあります。

 

少し前まで、こうやって祭り上げられやすい自分を

自制しているところもありました。

 

調子に乗って無理をして

痛い目にあったことが何度もあって、

自分の愚かな部分だと思ってもいます。

 

 

でも、今は「おれって、お調子者だな~」と

自分を笑えています。

 

カッコいい!と騒いで、

「やったるでー!」

「楽譜も修正したるでー!」と

盛り上げ役に回っちゃって、

後に引きづらい状況にしてしまっています。

 

まだ、演奏できるようになる

見通したってないのに・・・

前の僕なら、この状況に

気持まで追い込まれるところですが・・・

 

 

今は

「この曲に取り組んでみたい!」

「できるようになりたい!」という

気持も大事にできるし、

「どうにもできなかったら、"ごめん!無理!"って言えば良いし」と

素直に思えています。

 

 

これが無邪気という奴なのかな?

 

 

僕は、ほとんど一人では練習しませんが、

25年ぶりに毎日会社から帰ってきてから

いそいそと公園にいって練習してますよ。

 

しかもプレッシャーじゃなくて、

ウキウキした足取りで。

「くそ~、今度こそ!」

「うぉ〜、手強いぜ~」と

ゲームのボスキャラに

取り組んでいるような感じです。

 

 

 

ここで「やっぱ、無理」って言ったら

みんな、がっかりするだろうな~

と、考えてもプレッシャーを感じなくなりました。

僕も成長したな~