一休さんってご存知ですよね?

 

でも、本当の一休さん(一休宗純)は

僕らが知っている頓智の小坊主というのとは

随分違うんですって。

 

僕は、NHK好きですが、

知恵泉という番組での話題です。

 

 

一休さんは、南北朝時代に

北朝の天皇と南朝の高官の娘との間に

生まれました。

争いに巻き込まれないように、

お寺に預けられました。

 

この辺までは、なんとなく知ってますね。

 

 

子供のころは優秀でしたけど

すごくまじめな子どもで、

20代のころ、思い詰めて

自殺しかけたほど・・・

 

ところが、20代の後半から

破戒僧として、はじけてしまいます。

一つのお寺にとどまらず、

飲むは、女遊びするは、

刀をかついで町を歩くは・・・

 

実は、当時金まみれになっていた

禅宗の寺へ当てつけなんですって

当時のお寺は、金で役を買うような状態で、

形ばかりの行事なんって意味がない!

と、たてついてたんだとか。

 

民衆には、

「お寺の格なんて信じるな!」

「人が決めた約束事なんて信じるな!」

みたいなことを説いてまわる。

 

で、どんどん人気がでちゃう。

でも、どのお寺にも属さないで、

勝手な生き方、勝手なことを言って

生活するようなお坊さん。

 

 

でも、応仁の乱で大徳寺が焼けてしまうと、

それまでの生き方が嘘のように、

天皇に請われで大徳寺の住職になって

さっさと再建してしまう。

 

で、再建した後は、

大徳寺の住職という

すごい役をさっさと捨てて、

70歳を超えた身で、

奥さんをもらう。

 

はちゃめちゃです・・・

 

 

知恵泉では、

生き方にも、禅集の戒律にも

縛られない生き方だと

解説していました。

 

番組を見ていたときは

とてもカッコいいと思ったのですけどね。。。

 

 

こう書いてみると、

ダメダメなお坊さんと、

すごいお坊さんの違いが

良くわからんな・・・

 

 

ただ・・・・

「すごい坊さんになりたい」と

考えるお坊さんは、

すごくないんでしょうね。