精神対話士というお仕事というか

役割が良くわかりました。

 

 

主に傾聴の技術を使って、

クライアントの心の問題を解決に

導きますが、以下に主眼を置いているようです。

 

・共感などを通して寄り添い、
    孤立感を弱める

・話をさせることで混乱した考えを

 整理させる

・本心を語らせることで、問題に向き合えるようにする

 

などなど。

 

 

他のカウンセリングのように、

歪みを見つけようとしたり、

歪みを直したり、適した行動を指導したりはしません。

 

 

そのかわりクライアントを観察し、

隠れた本心がありそうなら、

それを話しやすいように配慮したり、

クライアントが混乱していたら、

「ポイントは、xxxということかしら?」と

整理を促します。

 

時には、思いっきり感情を

吐き出させます。

 

 

 

人の悩みというのは、

「本心を言えない」、

「本心に向き合えない」

「感情を出すことができない」

ということが、原因になっていることが

多いので、そこに傾聴の技術などで

働きかけます

 

 

 

 

精神対話士の技術は

一般の人間関係にも使えそうなことが

たくさん書かれていました。

 

 

 

例えば・・・

夫が仕事で遅くなりに家に帰ってきたとき・・・

 

妻:なんでこんなに遅いの?!

  仕事と私とどっちが大切なの?

夫:ごめんね。何かあったの?

妻:子供が学校でxxxして大変だったのよ!

夫:そっか。それは大変だったね

妻:そうよ!そんなことも知らないで!

夫:それは、困るよね。で、どうなったの?

・・・

 

というように、

 

・答えづらい質問には答えず、

 その言葉の背景を探る

・意見や指示を言わない。

・気持ちの言葉をオウム返し

・相手の感情を察しようとせずに

 相手に話をさせる。

 

みたいなコツや、態度に関するノウハウや

例が書かれています。

 

 

 

実際に実行するには

練習が必要でしょうけどね。

今の僕はこの例のように言われたら、

怒りが湧いてきてしまいますもの。

 

 

結婚したばかりの頃の僕は、

この例のような態度で妻に接していたんですけどね。

 

なんで、できなくなってしまったんだろう?

我慢し過ぎたのかな。

弱音を吐けない感じは、あったかもしれないな。

まぁ、平たく言えば、うんざりしてたということなのでしょう。

 

 

傾聴の技術もさることながら、

やっぱりまずは自分の心のメンテナンスですね。