感情は消そうとしたり
変えようとすると、
不快感が増していきます。


この本では、
「悪あがきのスイッチがオンの状態」
と言っています。

 

 

 

 

「悪あがきのスイッチがオン」になるのは
感情を「良い」とか「悪い」と
判定することが関係します。

悪い感情は、避けたくなりますし、

良い感情は、多く感じたくなります。

 


では、悪い感情とは何でしょうか?

 

恐怖でしょうか?

では、ジェットコースターを
楽しむ人がいるのはなぜでしょう?

 

悲しみでしょうか?
では、悲しい内容の映画を
楽しむ人がいるのはなぜでしょう?

 

 

このように、感情そのものには
良いも悪いもありません。
感情は天気なようなもので、
絶えず移り変わっていきます。

 

 

この感情に良い・悪いの判定に
加えて心が以下のような質問や
コメントを発することで
不快な感情が助長されます。

 

「どうしてこんな気分なんだ?」
「こんなことになるなんて、
 私が何をしたっていうんだ?」
「なぜ私はこうなんだ?」
「私にはどうすることもできない!」
「こんなふうに感じるべきではない」
「こんなふうに感じなければ良いのに」


こんな考えが出てくると、どんどん不快な感情が

増えていきます。

 


これが「悪あがきのスイッチがオン」の状態です。

 

これによく似た仕組みで

「不安になる自分が不安」

となると不安障害に、

「ウツウツした自分にウツウツする」

となるとウツ病になります。

 


では、この悪ガキのスイッチをオフにするには

どうすればよいでしょう?

 

やっぱり、感情をありのままに
受けいれて(アクセプトして)
自然に去っていくのに任せるのが
よさそうです。

 

ほとんどの感情は、悪化させなければ
比較的短時間で消えてくれます。

 


その方法は、この次で。