今回はやる気について!

何をするにも、やり始めることが、億劫になったりしますよね。

 

そこでやる気を出すホルモンがあります。

それがドーパミンです!

良く「やる気ホルモン」とも言われていたりします。

 

ドーパミンって何だ?

 

そもそもドーパミンって聞くけど何ぞや?と思う人が多いと思います。

私も最初はスポーツ選手とか運動している人との話で「ドーパミン出てる!」って会話を聞いたりしてましたが、「ドーパミン出てるってどんな感じだ?」と思うことが多かったです(笑)

 

脳の中にはおよそ1兆個の神経細胞がありますが、そのなかにはドーパミンにしか反応しない神経も存在します。
この神経は快感を伝達する神経といわれいて、「ドーパミン作動性神経」と呼ばれています。
ドーパミン作動神経は主に快感を得たときに活躍する神経です。

なのでドーパミンを分泌させること=快感を得ることです。

 

「趣味に夢中になってしまって、食事をわすれてた!」

こういう経験はありませんか?

 

たとえば・・・

  • 自分の好きな趣味に夢中になっているとき
  • 好きな仕事に熱中していたとき
  • おもしろい本を夢中で読んでいるとき
  • 映画を見てとても感動しているとき
  • スポーツの試合をしているとき
  • 片思いをしている相手のことを想像しているとき

など

 

ドーパミンは私たちが目標を達成したときに「やった〜!」という高揚感を感じるようにします。

競争心をもたせ、ビジネス、スポーツ、恋愛と言ったありとあらゆる面で追いかけるワクワク感を覚えるのもドーパミンの仕業です。

 

長期的な報酬を楽しみにすることで、疲労や空腹といった短期的な欲求を抑えて仕事を優先させることもできます!

 

更にダイエットにも有効です。

人間は快感を得ているとき、精神活動が活発に働いて物事に集中しているときには空腹感を感じません。

ドーパミンが多く分泌されれば、食欲が抑制されるのです。

 

ドーパミンは、楽しみ、至福感、幸福感を感じさせます。

しかし、ドーパミンレベルが低いと、集中力がなくなり、やる気がなくなり、無気力になり、抑うつ感さえも感じるようになってしまいます。

 

 

ドーパミンが欠乏すると

 

ドーパミンのおかげで作業に没頭したり集中して努力が続けれられるのです。

ドーパミンが欠乏してしまうと

  • やる気がなくなる
  • 記憶力の低下
  • やるべきことの先延ばしが増える
  • 喜びの感覚が消える
  • 疲れが取れずいつも疲れている。
  • 睡眠障害
  • 気分にむらができる
  • 性欲減退

症状が似ていることから、ドーパミンはうつ病、依存症、ADHD、統合失調症といった多くの精神障害にも関係があるとされています。

 

実験でも、ドーパミンが欠乏するとマウスは無関心で無気力で、食べる意欲がなく餓死してしまうという、あるいはドーパミンレベルを高めるために自滅的な行動をとるという実験結果も出ています。


ドーパミンの低下は「睡眠不足」や「加工食品の摂りすぎ」などで起きるんで、現代人がハマりやすい罠のひとつなんですよね。

 

 

ストレスで増えるコルチゾール

 

精神的ストレスを感じると、人はコルチゾールというホルモンを分泌させます。
これは脳内のあらゆるホルモンの活動性を低下させるといわれています。
当然のことながら、ストレスはドーパミンの分泌を低下させます。
しかし、快感を得ているときにはストレスホルモンであるコルチゾールは分泌されないのです。

 

快感を得るホルモンの代表格はドーパミンです。
ドーパミンを分泌させておくことができれば、コルチゾールの分泌を防ぐこともできるのです!

 

 

太るとドーパミンが効きにくくなる

 

ある論文で、太らせたマウス通常サイズのマウスのドーパミン受容体(D-2タイプ受容体)を調べたそうです。

 

その結果太ったマウスの脳は通常マウスに比べ、ドーパミンの効きが悪くなってたんです。

これは、太ってる人が「自分は怠けている性格だ・・・」というわけではなく
太ることによって、やる気が起きにくくなってしまうということです!

 

これは、マウスの域のようですが、ドーパミンの効きに関しては、人もあまり変わりないので、人も同じことが起きているのではないかと。

 

なので、自分を責める必要はありません!

まずは、それを理解するし、行動を起こすための工夫を見出すようにすることが大切です!

 

 

ドーパミンを増やすには

 

運動する

運動している最中やスポーツの試合中に沈んだ気分でいることは不可能です。
運動することで、沈んだ気持ちが回復してしまうほど、ドーパミンには影響力があるのです!
軽い体操などでも快感を覚えることができれば十分可能です。
体を動かしたという満足感や、仲間と楽しく過ごせたという幸福感が脳を刺激し、ドーパミンをより一層分泌することになるのです。

 

瞑想する

瞑想にはドーパミンを増やす作用があります。

瞑想に効果があることは、1,000以上の研究で証明されています。

定期的な瞑想は、学習能力の向上させ、創造力が養われ、深いリラクゼーションを体験することができます。

さらに、瞑想はドーパミンが増えることによって、集中力を向上させることが示されています。

 

趣味・好きなことをする

趣味は、瞑想と同様に脳を一つのことに集中させます。

こうした活動は、どれもドーパミンを増加させるので、うつ病にならないように助け、脳を老化から保護することになります。

 

音楽を聴く

自分の心地よい音楽を聴くとドーパミンが分泌されるのです。

ただ不思議なことに音楽を聴くと神経伝達物質が分泌されるだけでなく、音楽を聞くのを楽しみにしているだけでも、分泌されます。

 

 

ドーパミンを増やす食品

 

ドーパミンを増やす食べ物

  • バナナ
  • りんご
  • アボカド
  • アーモンド
  • 緑茶
  • チョコレート
  • スイカ

 

ドーパミンを増やす栄養素

  • チロシン
  • マグネシウム
  • クルクミン
  • カフェイン
  • L-テアニン
  • イチョウ

 

 

運動したり、好きな音楽を聴いたり、好きなことをする

これが1番のドーパミンを出すのにベストではないでしょうか^^