前回に引き続き睡眠に関してになります!

今回は朝型と夜型の人間の違いをお話しします!

 

 

朝に強く、早起きが苦でない人もいれば、朝に弱く夜更かしが得意な人もいると思います。

実はこの違い、遺伝的要因があると言われております。

 

 

生体リズムが備わっている!

 

私たちの身体には「サーカディアンリズム(既日リズム)」と呼ばれる24時間の生体リズムが備わっています。

これが実は人によって長さに差があると言われていて、その違いが「朝型か夜型」を分けているのです。

 

これを裏付ける実験がります。

それが、ハーバード大学のダフィー博士らが行った実験です。

 

実験内容

17名の若年被験者を、外部から隔絶された特別な部屋「コンスタントルーチン」という部屋で生活させました。

この部屋は、光量や室温などの環境が一定に制御されており、環境による生体リズムへの影響はみな一定にします。

その上で、各人が持っているサーカディアンリズムの周期を測定し、それぞれの朝型夜型傾向について調べました。

 

その結果

サーカディアンリズムの周期が短いと朝型の傾向

反対に長いと夜型の傾向があるということがわかりました。

 

サーカディアンリズムの周期が短い人、つまり、体内リズムが24時間よりも短い人は、日を追うごとに眠くなる時間が早くなるので、自然と早寝早起きになります。

たとえば、体内リズムが23時間50 分の人は、1日目は24時に、2日目は23時50分に、3日目は23時40分に眠くなってしまう。

 

反対に、体内リズムが24時間よりも10分長い人は、1日目に24時、2日目に24時10分、3日目に24時20分と、自然と遅寝遅起きになってしまうのです。

 

もちろん、朝型か夜型かを分ける要因には

「仕事上、早朝から働かなければならない」

「深夜まで起きていなければならない」

といった社会的要因、生活習慣に関わる部分もあります。

 

しかしそれ以前に、こうした生物学的な要素が関係しているのです。

 

 

自分の体質は、朝型?それとも夜型?

自分が朝型なのか夜型なのか気になった方には、英国ラフバフ大学のホルネらによって作成された「朝型夜型質問紙」という調査票の利用がおすすめ。

「日常生活において、どの時間帯により効率的に力を発揮できるか」について19項目の質問に答えることで、朝型と夜型の傾向を判断できます。

国立精神・神経医療研究センターのサイトで公開されているので、一度試してみると面白いです!

 

ちなみに私は夜型と隣り合わせの中間型でした^^;笑