Plastic Wrap Parenting.
Helicopter Parent.
はたまた
Curling Parents.
なんつー概念もあったりして。

何のことはない。

「過保護」の事です。

日本でも「過保護」と「過干渉」の違い、とか「怒る」と「しかる」の区別みたいにどうでもいい議論している人がたくさんいますが、あちらの国も似たようなもんで。

なんか目新しいコンセプト出すとみんなわかったような気になって受けるから、だとは思いますけど。

Neoliberalismバンザイ。

ほんとさ。くだらない病名、くだらない検査、くだらない治療法、くだらない子育てメソッド。やめろよな。

発達障害概念が僕に教えてくれたことは「普通の子育て」が一番。

です。

もとい。

でも。おっしゃる通り、うちに来るご両親は過保護な方ばっかりです。



「過保護に育てると自立心が育たない」

そりゃそうです。

でもここら辺はちょっとお母さんの味方していいですか?

ウチに来るような子たちは大変手がかかります。

なぜならExecutive Functionがないから。

先を見通して計画立てて遂行できません。

だから変化が嫌いでルーティンを作りたがる。んでルーティンから逸脱するとブチ切れるわけなんです。

こ・だ・わ・り。

あ〜。俺も図工の時間が2時間で終わるのが嫌で嫌で、、、、。

さらにはウチの子達の必殺技。

お母さんに会うと巨大な赤ちゃんに変身する。

なぜかは知らん。ちょっと知ってるけど。

そしてさらに手がかかるわけだ。

つうわけでミイラ取りがミイラになっていることも多々あるのでそこはいじめないであげてね。

でも。

そこは必ずしも子ども側の特性がぶいぶい言わせてるとは限らなくて。

お子様に特性があるとご両親にも特性があることが多々ありまくり。

ちょっと考えてみてください。

Executive Functionのないご両親。

子育てスイッチがついていないご両親。

です。

なんせ先を見通して計画立てて遂行できないんですから。

それが全ての子育てなんかできるわけがない。

だからしつこく言ってるじゃないか。

男子に子育てなんかさせるなって。子どもの命に関わります。

もとい。

Executive Functionのないご両親はどうするかというと。子どもの言いなり。

なんでも買ってあげてなんでもやってあげてしまう。

ちょっと難しいですけど自我のない子どもの「クレーン現象」に付き合わされているんです。

「クレーン現象」とは自我の全くない自閉症の子がお母さんの眼も見ないでなんかやらせようとすること。

簡単に言えばお母さん「道具」。

こないだ来た幼稚園男子はお母さんの「彼氏」の話しただけで1時間くらいブチ切れまくってました。

そりゃあね。自分の手足が浮気したら困りますよね。

そしてそのお母さんは割と良い意味で特性があって強引。無理やり子どもを仕切っていましたが、それでも診察前に待合室で子どもが待ちくたびれて不安定になると、受付に凄んでいました。

そう。自我境界がないから簡単に操作されてしまう。

子どもの不幸はアタシの不幸。

いや。そこで我慢させるのが親の役目です。

我慢できない子はいずれ社会から「殺処分」にされます。

僕の仕事は子ども達を「殺処分」に導かないこと。

ほんとやめろよな。くだらない通信制の学校やフリースクール作って金儲けして子ども達を処分場に送り込むの。

ましてや自我境界のない文科省はそんなものを取り入れてOn-Line学習推進。

Neoliberalism バンザイ。



さて。

ところでNeoliberalism以外は実は誰も悪くないんです。

できないものはできない。

解決法は簡単。

村で子育て。

「子育てスイッチ」がついていない親御さんを責めたところでスイッチ生えてきません。

他人にやらせるのが一番です。

今日もまた子どもを拉致してお母さんを涙に暮れさせる児童精神科医でした。

そういう意味ではワタシ。過保護なんですよ。

#ASD #ADHD #LD #発達障害 #不登校 #自傷

#自殺 #DV #暴力 #反抗期