口蹄疫の問題の本質 | いせきけんじ オフィシャルブログ

口蹄疫の問題の本質

口蹄疫は、ウイルス性の家畜の伝染病です。

宮崎県の初動対応の遅れが問題として、県や知事がメディアに批判されていますがはたしてそうでしょうか?

メディアに報じられる2週間以上も前からネットではその問題の大きさが騒がれていました。
現地の方々も最大限の努力を行っています。
対応の遅れは政府の方であって、みすみす被害拡大させているのです。

しかし、これだけの感染力をもったウイルスが何故出現したのでしょう?
突然、発生するものでしょうか?違いますよね。
そう、日本にもともとあったわけではありません。外国からやってきたのです。

10年ほど前に宮崎で口蹄疫が広がったときは、
当時の自民政権が迅速に対処したため、被害は最小限に抑えられました。

そのときに農水省は、アジアの特定地域からの生きた牛・豚の輸入を禁止しました。
輸入禁止措置です。

この10年間、それが守られてきたわけですが、
民主政権になって、突如 輸入が再開されました。

それで、危険な生きた豚が輸入され、宮崎でとてつもない感染被害をもたらしているのです。

その輸入元の国は、去年も今年も口蹄疫による被害が確認されています。
つまり、クロに限りなく近い家畜と分かっていながら、10年振りに輸入禁止措置を解除して輸入し、みすみす感染・被害拡大となりました。
にも関わらず、対処・報道せずに大臣は外遊でゴルフ、というお粗末さ。

被害拡大したところで、「チマチマやってられないから。」と
畜産農家の方の心をかき乱す発言を行い、
健康な牛・豚を含め、20km範囲を全て殺処分という無法ぶり。

宮崎は壊滅的被害を受けました。これからもっと拡大するかもしれません。
これは人災なんです。

殺処分の際、注射を打っている方は腱鞘炎になってると聞こえてきます。
処分後、埋めるところもないといいます。
非常事態宣言で、外を歩くこともできません。

日本人としてサポートできることは他にないのでしょうか。