住宅向けのLAN構築 その3 | ファーストヘルプ インターネット出張設定サポート 顛末記

住宅向けのLAN構築 その3

今日はVDSLとADSLの補足で、トラブルシューティングについてのお話です。

VDSLやADSLといった、途中の経路に電話線を使われるサービスの特徴として

(マイナス要素ですが)「電話線がノイズを拾って通信に支障が起こりやすい」

という点があります。

そのため、宅内でモジュラージャックからモデムまでを繋ぐ電話線については

「可能な限り短くする」ことが大原則
です!

VDSLやADSLのサービスをご利用されていて、接続が途切れたり速度遅延が発生

してプロバイダーのヘルプデスクに相談をすると、最初に反射現象・干渉現象の

切り分けを案内される事がほとんどです。

ヘルプデスクに勤務していた頃には、良くお客様からお問い合わせがあって電話

でのサポートを行わせて戴きましたが、つい先日にファーストヘルプとして初めて

ご相談を受けたのでブログに概要を残しておきます耳

※ADSLもVDSLと同じように切り分けが可能です。

ドンッ干渉現象

干渉現象については割合とイメージする事が簡単だと思います。

上の方でもご説明しましたが、電話線はノイズを外からも中からも拾い易いので

干渉現象が発生し易い仕組みです。

外からのノイズは電話線を短くして対応しますが、電話線の中を伝わって来る

ノイズについては先ず発生源を特定します。

電話機、FAX、各種チューナーやテレビ、セキュリティーサービス用の機器や

テレビなど、他の部屋も含めて電話のジャックに接続している機器を1つずつ

外して現象が改善するか?を確認して行きます。

機器が特定出来たら、その機器と電話用のモジュラージャックの間にフィルターを

設置する事でノイズを抑えて問題が解決する筈です。

(設置する際には結線する方向にご注意ください)

このフィルターは「インラインフィルター」「ISDN用フィルター」などと幾つか

呼び名があるようですが、ご利用のプロバイダーにご相談戴ければ販売(または

無償??
で提供)してくれる筈です。

ドンッ反射現象

VDSLの場合はMDF室や盤室などに設置されたVDSL親機と宅内のVDSL子機(モデム)

の間の通信(信号)が「ノイズ」によって邪魔されてしまう現象です。

干渉現象と異なるのは、ノイズが電話機などの機器から発生しているのでは無い

という点です。

親機から子機(モデム)への信号は、同じ宅内の未使用のモジュラージャックへも

届いています。

(家具が置かれていると、後ろになって気付かないケースもあるのでご注意下さい)

VDSL親機から見て、最も遠いモジュラージャック(最長端)へ届いた信号が反射して

戻って来た物がVDSL子機にとってノイズになってしまうのが干渉現象です。


※最長端からの信号ではなく、親機~子機の距離と一定の比率の場所にあるモジュラー

 ジャックからの信号が問題を引き起こすと仰る方もおります。


干渉現象の切り分けは、他の部屋のモジュラージャックにVDSL子機をつないでみて

正常にLINKランプが点灯して、パソコンでも通信が出来るか?というポイントを確認

する事で事象が発生しているか?が確認できます。


干渉現象の対応策は「終端器」という物を最長端のモジュラージャックに接続する事で

改善する事が多くあります。

「終端器」を接続する事で、反射して戻って来る信号を弱くする事で改善されるよう

ですが、、、「終端器」を接続して効果があるモジュラージャックは外見では全く

分かりませんので、効果が出るモジュラージャックを探して下さい。

終端器についてもフィルターと同様で、ご利用のプロバイダーにご相談戴ければ販売

(または無償??)で提供してくれる筈です。

メラメラその他の理由でVDSL子機のLINKが確立しない場合

VDSL子機のLINKランプが点滅のまま(機種によっては点滅でも正常)であったり、

消灯している場合は通信が出来ませんガーン

反射現象・干渉現象以外でLINKが出来ない場合は、VDSL親機側の設定変更で(ある

程度までですが)調整する事が可能です。

調整幅は機器によって異なるので、これで改善できない場合も多々ありますが・・・

先ずは、プロバイダーのヘルプデスクへ電話でのお問い合わせをお勧めします。


なお、上記のような切り分け作業がご面倒である方は、ファーストヘルプにて

切り分け作業やフィルターなどの設置作業を代行致しますのでご相談下さい。