2014年11月28日、金曜日。


鈴木優梨さん出演舞台


ソラリネ#15


ニンギョヒメ 本当は青じゃなかったとしても、あなたが好き


を観劇してきました!


空組の公演です。




主演は、いしだ壱成さん。


優梨さんは、唯一の人間の女性の登場人物。お姫様の役でした。



海の底の人魚の世界が中心に据えられていて、その世界から海の外の世界、つまり人間の世界を眺めるという舞台設定になっています。


作る側からすると、物語の進行と同時にその設定も理解させなければならないと思うのですが、観ていてわかりにくいということもなく、すんなりと入ってきました。


主演のいしださんは、魔女の役で、過去に人間との恋愛でトラウマを抱えており、声を失っています。


声を失った主人公のこころの声を観客に伝える、黒子の役の方がお二人いらっしゃるのですが、その演出も舞台ならではで、楽しめました。



まったく個人的な感想ですが、この舞台を作られた方は、恋愛について、その本質に滑稽さが潜んでいると考えているのではないかな?と思いました。


この作品の恋愛の描き方として、究極の美としての描き方ももちろん成立していると思います。


ですが、恋愛に突き進む人物は、冷静さが失われている分、どこか滑稽だとみることもできるなと。


たとえば、人魚姫が一目ぼれする人間の男がどうしようもないダメ男。そしてそのダメ男と優梨さん演じるお姫様が、カップルになってしまったり・・・言葉は悪いけど、バカップルです。


そしてそのバカップルに一途な愛を貫こうとした人魚姫が敗れるのです。


あんな男はやめておけとアドバイスしたくなるけど、恋愛に夢中になっているときは、その本質が見えないんですよね。


恋をしたことのある人ならば、経験があると思います。


それを一途な愛ととらえることもできるけど、僕の場合は、恋愛に潜む滑稽さのようなものを感じました。


そしてそんな場面を観ているとき、そうだよな、ああいうふうに浮かれないと、結婚ってできないよなと思ったり(笑)


それはともかく(^_^;)


主役以外の方で、印象に残ったのは、西の魔女の弟役の米原幸佑さんです。


安定感のある演技で、場をひきしめていたと思います。



この日は職場の知り合いと観に行ったのですが、終演後にちょっと一杯飲みながら、あれはよかった、あれはどういう意味なんだろう?あの演出は、あれでいいのかな?とか、あの男はだらしないだとか、イロイロと盛り上がり・・・ツッコミどころが多いってことは、それだけ印象に残ったということで、楽しい時間が過ごせました。


観に行ってよかったです。








★物販です。


よく覚えていませんが、けっこうお値打ちだったような・・・


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