2014年11月4日、火曜日。


劇団6番シード 第58回公演 


『メイツ! ~ブラウン管の向こうへ~ 


観に行ってきました!


劇場は、池袋シアターKASSAI


観たのは、REDバージョンです。


フライヤー



◆笑って泣ける汗と涙の青春ミュージカル!?


昭和50年代初頭・・・。


お茶の間のテレビが白黒からカラーに変わった頃、ブラウン管の中で日々踊り続ける女の子達がいた。


人気アイドルの後ろで、フォークシンガーの後ろで、ただひたすら笑顔をお茶の間に届け続けたダンス集団「メイツガールズ」。


ソロデビューの野心を胸に秘め、彼女達は今日もひたすらに笑い、泣き、歌い、踊る!

昭和歌謡全盛時代のバックダンサーをモチーフに、6番シードが贈る昭和歌謡ヒットパレード!


(以上、フライヤーからの引用)




★以下、ネタばれありますので、まだ観ていない方は、ご遠慮ください★


よろしくお願いします。






◆胸が熱くなった


上演時間は2時間でした。


いろいろな工夫がしてあって、笑いあり涙あり歌ありで、あっという間でした。



今日一日中、沢ひかるの『波打ち close your eyes』 が耳から離れない(笑)


そして、アホすぎる、よもぎだ純。


振り付けにあの方のデビュー曲の腕の動きが入っていたりして・・・


12週連続第6位の渋木徹『泪雨』もよかったな~


麻生徹先生の『マイワールド ベターラブ』も、もうちょっと聴きたかった(笑)



そしてなんといっても、メイツガールズの『メイツのテーマ~ブラウン管の向こうへ~』


わたしたちの笑顔を あの空の向こうへ

あふれでる想いを ブラウン管の向こうへ


何も考えずに歌声とダンスに浸ることができたし、自然と胸が熱くなりました。



応援しているタレントさんや、駆け出しの芸人さんが結果を出す現場に立ち会うってホントに嬉しいものなんですよ。


つい最近、そういう体験をしたので、余計にメイツガールズに感情移入してしまったのか、ラストのパフォーマンスのあたりでは、わけのわからない感情がこみあげてきて、涙が・・・いや、涙は出ませんでしたけど、よかったねーーーーーと叫びながら、ひとりひとりを祝福したい、そんな気持ちになれました!!



舞台っていいです。





◆懐かしい


木曜夜9時の歌番組といえば・・・TBSのアレですね。毎週必ず見てました。


劇の中心になる歌番組も、木曜夜9時の放送という設定。それを聞いて、思わずにやり。


ポカリスエット、黒電話、うまい棒、アフター5は渋谷ではなく原宿。



私服のメイツガールズの場面。


女の子たちがみんな下げていたひもの長いポシェット。聖子ちゃんカット。


そういえば、ああいう巻きスカート、着てたよな~


それに、「ダサい」という言葉。



あの時代の空気に存分にひたることができました。




◆歌声のちから


観ていて一番感じたのは、歌声にはいろいろなちからがあるということです。


笑顔を誘う歌声。勇気づける歌声。絶望の中にに希望を見出す歌声。悲しい歌声。


気持ちを揺さぶるのは、やっぱり人の声。それも生で聴く人の声なんだなと思いました。



ソロパートの歌もそれぞれ個性的ですばらしかったし、メイツガールズとして合わせた歌声も胸に響きました。


うん。歌声っていい。



中でも、メイ役の栗生みなさんの歌は強烈な印象を残しました。


歌で諍いをおさめる場面。


絶望の中で、一筋の希望を自分の歌声に託すかのように、あふれる涙もものともせず、気持ちを込めて歌う場面。


観てよかった。ホントに。こころの財産になったと思います。



ラストのオールキャストで歌う場面もよかったなー。


あらためて。歌声ってホントにいい。




◆存在


タレントの世界は、誰からも注目されなかったら、存在していないのと同じという厳しい世界。


メイツガールズはたしかに存在しているのだけど、そういう意味では存在していない。



チャコ役の椎名亜音さんが、ファンレターを読む場面。


透明な存在だったメイツガールズが、一人の少女の注目によって、姿を現す、そういうふうに僕は受け取りました。


すこしだけ すこしだけでも

あの空を 泳いでみたい


野心がなくては出世できない。でも、濁った野心では途中で折れてしまう。


その難しい橋を渡りきったものだけが、輝ける世界。


だからこそ、スターは人々の注目を集めるのかな、なんてことを思いながら観ていました。



と、まあ難しいことは置いておいて。



とにかく、楽しいお芝居です。


メイツガールズの笑顔は本当に素敵。


芝居であると同時に、観客をもてなす笑顔にもなっているんですね。



そしてもちろん、楽曲。


すべてオリジナルであることも驚きですし、あの時代の雰囲気を見事にとらえていると思いました。


イモ欽トリオ風の楽曲もよかった!!



あと、前の方の席だったので、ポンポンの風圧が来ました(笑)


ほぼ2時間踊りっぱなし!!の演目なので、その意味でも感動でした。




あふれでる想いを

ブラウン管の向こうへ



これを書いている今も、耳にも胸にも残っています。




◆永吉明日香さん


6


一番印象に残ったのは、渋木さんと並んで座って、マネージャーに責められる場面。


女になれって・・・のセリフ、ちょっとドキッとしました。



あと、「出来ない」という芝居も印象に残りました。


それも、微妙に出来ないという体にしなければならなくて。


うん、たしかにあれじゃあ水落先生に叱られます。



そして、“本番のステージ”では、見違えるほど「女」が出ていて、さすが!と感じました。


うれしい見せ場でした。



アメスタで、とても素敵でキレイな歌声を披露されていたので、ソロパートがあればいいのにと思いましたけど、またそれは次の機会のお楽しみということで。



写真は面会で、ブロマイドにサインをいただいたところです。


永吉さん扱いの特典は、役名のサクラに因んだもので、しかも直筆のメッセージカード付き。うれしいし、“おいしい”おみやげでした。


今回のメイツは残念ながら、1回だけの観覧ですが、また次回作にも伺おうと思っています。


お写真とサイン、ありがとうございました。大切にします。




◆パンフレットとチケット


表紙


劇中の歌の歌詞が全部載っています!


これから観に行かれる方は、是非是非ゲットしてください。



ペタしてね