2014年6月23日月曜日
☆まかりな☆単独ライブ
『双子ワールドカップ ~絶対に負けられない戦いがここにもある~』
に行ってきました。
会場は、「大阪道頓堀 ZAZA Pockets」
くいだおれ人形のあるビルの地下です。
ネタ中は撮影禁止でした。
香盤です。
1.まり : バルーン・アートショウ
2.かな : 落語2題 「死神」 「寿限無」
★ライブレポート
○オープニングアクト(スライドショー)
わたしたち双子で、ずっといっしょにやってきた
でも、このままじゃダメと気づいたから
芸人として覚醒するために
ピンで対決
暗くてメモできなかったから、正確じゃないけど、だいたい、こういう内容だったと思います。
☆まかりな☆、はりきって登場。
まり「ドキドキマギマギしている」に、かな「マギマギって気持ち悪いわ!」
「まりがアホ」のエピソードトーク。
ふくよかな女性を妊婦と勘違いして、電車の席を譲ろうとしたまり。
すきまが狭すぎるため、断りのために女性が振った手を見て、妊娠5か月と勘違い。
「かながアホ」のエピソードトーク。
コンタクトを片方の目に2枚入れて、見えないと騒いだ話。
そこそこ会場があたたまりました。
香盤順を決めるゲームは、シュークリーム。
かながまずい方を食べて、香盤順が、まり、かなの順に決定。
それでは、ネタの紹介です。
※は、筆者のコメントです。
★バルーンアートショー(まり)
「マロンマリーム」(まり)によるバルーンアートショー
ベレー帽に、黄緑の縁の伊達めがね、赤い吊りスカート、テトリス柄のブラウス。
●自己紹介がてら・・・
口で緑のバルーンをふくらまそうとするも、ふくらまない。
そして、できました!「にら」ができました!
※「にら」って野菜、知ってますよね?
※と言うのかな~?と思いましたけど、なんとなく、次へ進みました。
※このあたり、嫌な予感しかしませんでした(笑)
※ちょっと緊張してましたね。
客席に向かって、
「何か作ってほしいとか、ありますか?」
「ビリケンさん」
「ちょっと何言ってるかわからない。ほかに何かありますか?」
「うさぎ」
「アンパンマンですか?いいですねー。アンパンマンを作ります」
で、“アンパン”を作りました。
※まあまあウケました。
“スカシ”はここまでで、本気を出します。
で、ペンギンをさっと作り、黒いわっかのくだりがあって、作ってあったミッキーマウスを披露。
このあたり、けっこう反響が大きかった。
「欲しい方?」
・・・なし
「無理やり、差し上げます」
などのくだりもあり、笑いがとれてました。
※バルーン作品ができたとき、普通に、「出来ました~!!」と言うよりは、何かお約束があったらいいんじゃないかな~と思いました。
詳細なメモはここまで。
●お遊戯で、「ももたろう」
メモがいい加減になったので、ちょっと不正確です。ご了承ください。
きびだんごで、仲間を作ると宣言して、黄色いバルーンを膨らませます。
そして、客席のお客さんを猿に見立てます。
「お猿さんお猿さん、仲間になってくれますか?」
きび団子のバルーンの空気を抜いて、お客さんの頭にぶつけました。
まあ、そのお猿さん、僕だったからいいんですけどね。
で、改めて、
「お猿さんお猿さん、仲間になってくれますか?」
「いいですよ」
「そこは、キキーでしょ!」
「もう一度。お猿さんお猿さん、仲間になってくれますか?」
「いいですよ」
「言うこと聞かない猿だ~!!」
「もう一回聞きますね。お猿さんお猿さん、仲間になってくれますか?」
「キキー」
別のお客さんのもとに近づき、
「つづいて、犬さん犬さん、仲間になってくれるかなー?」
「わん」
「そこは“いいとも!”でしょ!」
さらに別のお客さんのもとへ
「つぎに、キジさん仲間になってくれますか?」
「・・・はい」
「たしかにね、キジってなんて鳴くかわからないから」
「そこは、“はい”でいいです」
※なかなかおもしろい構成だったけど、おそらく後ろの席のお客さん、なにやってるか、よくわからなかったんじゃないでしょうか。
その後、樹木からバルーンでできた仲間をゲット。
イケメンの猿、ちんちんのついた犬、などが登場。
キジがいないから、バルーンをお客さんに渡して作ってもらう。
その間、まりは剣を作りました。
お客さんから受け取った“キジ”は、未完成。
そこで、催眠術をかけることに。
これはキジですこれはキジです・・・幸せになれる幸せになれる・・・やめてー!!
※「幸せになれる」より、「幸せになれる、まかりなが売れる」のほうがよかったと思いました。
鬼の絵を描くことになり、なぜかお客さんの似顔絵を描く。
そのお客さんを舞台に上げて、バルーンの剣で斬りました。
でも鬼退治にはなってないから、あらためてツノが異常に長い、バルーンでできた小さい鬼が登場。
バルーンでできた弓矢を客席に配りました。
お客さんがマリームに向かって矢を放とうとします。
「私を狙ってるでしょ!!」
などのやりとりがあり・・・
※お客さんのほうがおもしろいことするとは・・・さすが大阪。
結局、弓矢を鬼に向かって発射・・・するも、風船でできた矢は飛びませんでした。
最後に宝箱をゲットするマリーム。
宝箱からもバルーンが出てきて、オチがつきました。
★落語(かな)
○自分らしい落語を・・・
熊本出身ということと、絵が得意ということを活かして、自分らしい落語をやってみたいと自己紹介。
お国ことばでしゃべる主人公と、墨絵でストーリーを紙芝居風に見せながら噺をするスタイルでした。
○お題は、「死神」 → 噺はこちらをごらんください
http://ameblo.jp/kana-mari/entry-11868922215.html
病人のそばにいる死神を消す呪文
アジャラカモクレン かなに一票 テケレッツノパ!
※これ、演者によっていろいろ盛り込むところですよね。
※かなに一票、おもしろかったと思います。
洞窟のろうそくの場面にて。
「ざ・たっち」のろうそくがあったり、有吉さんと坂上忍さんのろうそくがあったり。
※このあたりの話は感心しませんでした。有名人を安易に使いすぎです。
サゲは、自分でろうそくを吹き消してしまう姿落ちでした。種類は、ドンデンですね。
※崩れ落ちるところの姿かたち、なかなかの芝居だったと思います。暗転が忘れられたのが、ちょっと気の毒でしたけど、しょうがありませんね。
○ノビを・・・
眠くなった方もいらっしゃると思うので、ノビをしましょう。
※寄席で、休憩のときにやるやつですね。
○なまえは・・・
落語をするときの名前を社長に相談したら、「ガリガリ亭出っ歯」と言われたけど、いくらなんでも・・・ということで、名字の夏目を使って
「夏目亭でっぱ」
に決定。キレイな習字で披露されました。
この名前のくだりを枕に「寿限無」に入っていきました。
http://ameblo.jp/kana-mari/entry-11849494046.html
寿限無のあの長い名前を一度もかんでなかった。
かなは滑舌が特にいい方じゃないけど、いちどもつっかえてなかったです。
※御隠居の教養が相当あやしいという笑わせどころの表現が、ちょっとわかりにくかったかもしれませんね。
子供の声音はとても上手で、印象に残りました。
★運命の投票
「かな」、「まり」と書かれたカードが入場時に配られていて、どちらかを投票します。
正直、難しかった。
どちらも爆笑がとれてなかったし・・・
「死神」の絵のクオリティと、「寿限無」の子供の声音がよかったから、かなにしました。
★エピソード
かな : 落語を始めて一か月。怖い噺が好き。
まり : バルーンを始めたきっかけは、長野放送パチFUN!で大道芸人さんと共演したこと。
かな : 自宅で大きな声で落語の練習をしていたら、隣の人に「うるせーだまれ!!」「お前のところは何人住んでるんだ!」と怒鳴られた。でもその後、笑い声が聞こえてくるようになったそうです(笑)
まり : 事務所の片隅がバルーンの墓場になってて、ゴミ屋敷のよう。一反木綿のバルーンがお気に入り。
★結果発表
古仲かなこちゃんと、増田かおりちゃんが結果発表。
25対24で決着。
かなの勝利!!
まり : いけるのかいけないのかわからなかったけど、今回、負けたけど、手ごたえがあったので、このネタでTV出ます!!
かな : みなさん、本当にみなさん、ありがとうございます。本当に怖かったです。今まで、本気でやったことなくて、ホントにがんばることとか嫌いなんです。一か月、がんばることができて、結果が出て、ホントによかったです(涙ぐむ)。
まり : バルーンは、わりとみなさん、スゴイねって言ってくれるんです。でも、それだけじゃ笑いにつながらないから、ダメなんだということがわかりました。
みなさん、ありがとうございました。
★似顔絵タイム
希望者全員の似顔絵を描いていました。☆まかりな☆オリジナル缶バッジがお土産にもらえました。
終演は、10時でした。
お二人とも、タフですね。
おそらくここ4,5日、収録、AD芸人なんかがあって、ほとんど寝る暇がなかったんじゃないでしょうか。
お疲れ様でした。
終演後のお話では、チケット手売りのときの苦労などいろいろあったみたいです。
また近いうちに、次のライブを開きたいと力強く言っていました。
★個人的な感想と、☆まかりな☆へのメッセージ
○かな
準備が大変だったことと、ショーとしての出来は、分けて考えないとね。
学園祭じゃないから、興業として評価しなければいけません。
準備については、本当によくがんばったと思います。尊敬に値すると思います。
協力してくれる仲間が何人もいることも、すばらしいことです。
ショーの出来については、800円のライブでちょうどいい感じかな。
あ、似顔絵があったから、安い?
それと、お金をとっている以上、始めて何ヶ月だろうが関係ないよね。
投票の集計中に、「はじめて一か月って言えばよかった~」と言ってたけど、あれは本音かな?わざと黙ってたのかな?わざとであってほしいですけどね。
売れてる人は、千円のライブで4千円分の笑いを届けてくれます。
かなもそのレベルを目指してほしいから、あえて厳しく書きます。
今回のは、まだ「落語」とは呼べないよね。
ときどき、演じ分けてる人物の声音が逆になってたし・・・。
ただ、熱演は熱演だったから、迫力はあったので、人の心を打つものはまちがいなく持っていると思いました。
一言でいうと、今回は、練習不足ですね。がんばるのが嫌いだから、しょうがないか(笑)
漫才と違って、ああいう演芸はなかなか声を出して笑う反応が返ってこないから、お客さんの空気をつかむ力が余計に必要になるんじゃないでしょうか。
投票結果の発表前、かなは大分すべったように感じてたようだけど、熱演は熱演だったので、満足感が残ったから、得票につながったんじゃないでしょうか。
○涙
正直、最後の涙は申し訳ないけど、ちょっと笑っちゃいました。
どうしてかというと、「何もやり遂げたことがなくて、がんばるのが嫌いな自分がここまでできた」と言ってたけど、「がんばるのが嫌い」っていっちゃうところが、天然のかならしくて、おかしかったからです。
もともと部屋にこもってマンガ読んだり、アニメ見たりするのが好きなタイプだもんね。
今回、なんで頑張れたんだろう?
意地だけじゃないといいけどね。
あと、客前で涙があふれてきたら、笑いに変えなきゃね。芸人なら。
まあ、観てて気持ちはよくわかったけどね。
でも、この程度で感激してたら、近い将来、売れたとき、観てるこっちが発狂して死んじゃうから、今回は、抑えておきました(笑)
惚れ込んだものしか努力できない、こういうちょっとズレた感覚が、まりにはない、かなの天才性を現してると、僕は密かに思ってます。
とにかく、これからも、がんばれ!!
○まり
> 今日は私にとって
> 自分のダメなところを改めてしって
> 悔しくて、恥ずかしくて、情けなくて、惨めな思いもしました。
> それを糧にまた今日からスタートです



☆まかりな☆のブログから拝借しました。
ものすごい力んで反省してるけど、これ、いつもの放り出すパターンのかほりが、ちょっとだけします(笑)
大丈夫?だよね。きっと。たぶん。
それはともかく。
ネタについては・・・
舞台度胸のいいまりが、あんなに緊張するとはね。
得意のサーベルのバルーンも失敗してたし・・・。
笑いが多かったのは、まりのネタだったんだけどね。客いじりも上手だったしね。
ミッキーマウスや、ペンギンを出したときの、客席から起こったどよめきこそ大事にすべきポイントじゃないのかな?
チャカチャカした感じの笑いをほしがるより、最後に力いっぱい拍手したくなるような演目の方が、まりにあってるんじゃないかな~と観てて思いました。
だから、大道芸人のコメディを観てみるといいと強く思いました。
ウケてる大道芸人さんは、雰囲気づくりがとても上手で、もっと安心感を与えてくれます。
まりがどう変身するか、気長に待つことにします。
がんばれ~
★おまけ
※事務所ライブが終わったあとに、落語のさわりをネタ見せしてくれたときの写真です。
※いとうあさこさんも、落語やってるみたいですね。かなも負けずにがんばれ!!






