「とりあえずライブ」より
「ネタ、どうでした?」
一瞬、返事に詰まる。
一番笑ったことは何だろう?
ほめてあげられることは何だろう?
自信をつけてあげられる言葉は何だろう?
率直に言うべきことは何だろう?
さまざまなことが一瞬のうちに頭をよぎり、なぜかテンパってしまい。結局。
「かなちゃんは噛みすぎ」
いやーひどい返事。そんなことは本人たちが一番分かってるし、はっきりいってどーでもいいこと。
うまいことやってほしい、ウケてほしいという期待感をもって見ているから、どうしても失敗したところが先に浮かんでしまう。
持ってても、活かしきれてない才能を見抜く鋭い目が自分にはないのがうらめしい。
そしてこれを書いていて、ちょっと気が付いたことがあります。
それは、直近で、☆まかりな☆の披露宴のネタを3回つづけてライブで客席から見たのは、たぶん自分だけ。
そういう立場にありながら、↑の返事では情けない。
でも、なんとか気を取り直し。
専門家じゃないから、アドバイスはできないけれど、思ったことを書いてみます。
★パンパースのところ
「歯」とからめたのは笑った。ここまでの改良は完全に予想を超えたレベルアップだった。
何でも歯のせいにして逃げるこのくだり、もっと見たかった。
あと、スピーチのところでも、「ス」がつくと意味が逆転する言葉が出てくるのかなとちょっと期待して観てました。
★ブラック☆まかりな☆になるところ
急に、ふたりとも悪態をつきはじめて、「裏をかいてやれ」みたいなやつが好きなんじゃないかと思います。
まだ芸風といえるまで進化はしていないけれど、もっともっと面白くなりそうな予感がしました。
このパターンを、いろいろな場面で見てみたいと思います。めざせ、マシンガンズですかね。
ただ、吐き捨てる言い方に、呪いのパワーを残念ながらあまり感じませんでした。
どうすればいいかはよくわかりませんが、掛け合いにするとか、お国ことばで悪態をつくとかしたら、もっとリズムと迫力がでるかも?
★注文
漫才の場合、ふたり並んだとき、ふたりとも客席の方を向いて掛け合いをするというスタイルが正解なのかどうかよくわかりませんが、少なくとも喋っている人が顔を見せてくれないと、見ている方としては共感しにくいことは確かです。前髪で目が隠れてしまうのも、見ている方としてはもどかしくなるときがありますね。
わたしは、舞台の上に立って、やりたいことを表現しようと奮闘している方たちには、必ずリスペクトを持ってみています。
その奮闘の結果、笑いをとりにいってスベるのは、「悪」ではないとも思っていますし、単純にウケたい・笑いが欲しいだけというのではなく、お客を喜ばせようという気持ちが伝わるならば、技術が未熟であってもだんだんと成長していけばいいと思っています。だいたい若い方が多いですしね。
ウケているのに売れない芸人さんはダメとも思いません。自分にとって面白いかどうかということと、その人がいわゆる「売れる」という状態になるかどうかは関係ないからです。
あと、芸人さんを、ネタに対する工夫と努力のあとも含めて見ています。SNSがある時代なので、そういうウラを鑑賞するのもアリと思っているからです。
で、結局最後は、
☆まかりな☆ がんばれ~
としか言いようがない。もっと舞台に立ってほしいなあ。
