沖田総司・斎藤 一の日誌

沖田総司・斎藤 一の日誌

一番組組長、沖田総司と
三番組組長、斎藤 一の二人で綴らせてもらう。

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日誌を綴るの何年ぶりだろう....。三年と九ヶ月?

みんなは元気だったかな?僕達は、相変わらず隊務で多忙な毎日を過ごしているよ。あとは、その...実は僕が肺の病で二回病院のお世話になってたんだ(苦笑)咳が止まらないし、一回目はレントゲン写真が真っ白で危なかったよ。あの時は、口煩い、ほんと煩い山崎くんが強引に僕を病院へ連れて行かなければ今頃どうなっていたか。山崎くんには素直に感謝と謝罪をいたよ。そんなことがあったから、余計に彼が僕を監視する目が鋭いのなんの(苦笑)土方さんは僕が鍛錬しようとしたら木刀取り上げて「てめぇは何やってやがる!」「部屋で安静にしてろ!」だよ。おかげで体が鈍ってしょうがないよ。

 

今は薬のおかげもあって回復して、隊務もちゃんとこなせるようになったから大丈夫だからね。そこは安心してくれていいから。

 

あっ、ごめん!沢山綴りたい事があったんだけど、そろそろ隊務で屯所出なくちゃならないからまたね。

 

 

総司

 

 

 


もう、神無月か……。早いものだな。秋祭りの時期でもあるが、
隊務で見に行くことは難しいかもしれんな。夏は夏で花火も見ていない。
せっかく浴衣を買っておいたというのに……残念だ。


これがその浴衣だ。時々世話になっている店で買ったものだのだが、
店の店主に近状報告をかねて世間話をしていたとき、
つい、俺が熱く語ってしまった話に店主は「これからも頑張ってください」と
笑顔で言ってくれてな。おまけに浴衣の代金も半値でいいと言ってくれたのだ。

店主には感謝の気持ちしかないな(微笑)
次に訪れる時は手土産でも持って行くとしよう(微笑)

店を訪れるたび、互いに積もり積もった話をし、同じ一時を過ごす。
良い店と店主と出会えたこと、俺は嬉しく思う。

皆も、そういった贔屓の店はあるか?


                                           一


 みんな元気?僕は相変わらずだよ。日誌を綴るの久しぶりだなぁ(微笑)
一くんから一向に日誌が回ってこないから、勝手に部屋から日誌を持ち出そうかとも思ってたんだけど、ちゃんと日誌を受け取ることが出来てよかったよ。
 
 今年から入った新入隊士の指導とかも少し落ち着いてきたから、やっと自分の鍛練の時間がつくれるようになってきたところ。少し新八さんに手合せをしてもらったんだけどさ。あの人の一振りって重いから、けっこう身体にくるんだよね。僕は、あそこまで筋肉をつけようとは思わないけど、もう少し筋力をつけないといけないかなって思ったよ(苦笑)あっ、そうだ。新人隊士の稽古にもにも筋力強化をとりいれようかな。うーん…・…少し厳しいかもしれないけど……ま、大丈夫かな(クスッ)

 今年の新人隊士の子達は、初稽古から大変だったよ(クスクス)僕と一くんを見るなり、何故かみんな怖がっちゃってさ。土方さんなら分からなくもないけど(クスッ)平助や新八さん、左之さんや源さん達に対する時の態度とは明らかに違うんだよね。ねえ、僕達ってそんなに怖い印象なの?ま、強い・弱い、できる・出来ないとか関係なく、頑張ってる子にはそれなりの優しさはあると思うし、僕達の隊務を軽い気持ちでやっている様な子にはそれなりの鞭はあるだろうね(クスッ)僕と一くん以外の幹部隊士で、見た目は優しそうに見えて実は違う……て、人もいるからね。 これからの稽古や隊務が楽しみだなぁ。やんちゃな人も多いみたいだし、鍛えがいのありそうな隊士達だから、これからもっと頓所内が騒がしくなりそうだよ(クスクス)

 君達も、勉強に隊務で忙しいだろうけど、ちゃんと休む時は休んで、やる時はしっかりやって頑張りなよ(微笑)


 総司

皆、随分とこの場を離れていてすまぬ。変わりなく元気に過ごしているのか?
前回、総司が綴った日から一年以上も月日が経ってしまったな。
俺も総司も新たな任務を任されることが多く、なかなか日誌も綴ることが
できずでいる。此処に来てから知り会った者達には申し訳なく思っている。
だが、俺達が不在の間も様子を見に来てくれていることに感謝する(一礼)

では、本題に入る前に一言いいだろうか?

前回の日誌での件だ。俺が兎好きであるのか、ないのか……の話だ。
あと、手土産を誰に贈ったのかという話もしておこう。お前達がこの話に
何故、興味をもっているのかは分からぬが……(苦笑)
まず、俺は兎は嫌いではない。どちらかというと好きな方だと言える。
兎や梟などは縁起がいいと聞いたこともある故な。
そして、手土産の件だが……あれは副長や局長、そのご家族に送ったものだ。
頓所内では、なにやら変な噂が立っていたようだが、
先に誤解される前に言っておく。女に送ったものではない。以上だ。

疑いの目でこちらを見ても解答はかわらん。ではこの話は終いだ。


今日は相談するには、内容にもよるが、勇気がいることもあるだろう。
去年の話になるのだが、俺の友人の妹から、ある相談を受けていたのだ。
いま、つきあっている男がいるのだが、付き合い始めて数ヶ月経った頃から
自分が相手に対する想い、感情が変わってきているのだと…。
つきあっているのであれば相手に対する想いというのは変化があっても
不思議なことではない。だが、あの彼女から聞いた言葉に俺は異変を感じた。
「好きという気持ちが、今では相手を怖いと感じてしまうんです」と……。
詳しく話を聞くうちに俺は迷うことなく「そいつとは別れた方がいい」と言った。
彼女もそう思っているのだと話してくれた。しかし、以前にそのような話をした時
男は彼女に対して説教ともいえるような言葉とともにいろいろ言ったらしい。
俺はその現場に居合わせたわけではない故、全てが本当だったのかは
定かではない。だが、思い返してみればその時期と同じ頃に彼女が精神的に
辛い思いをしている感じは周りから見ていても分かるほどだったのだ。
俺も体調が悪いようなら休めと言ったことを記憶しているほどだ。

まぁ、その時は彼女も相手に対して苦労を掛けている自覚が
あった為に、別れることなくもう一度互いに頑張ろうと一旦は話がついたようだ。
しかし、彼女としてはつきあっていくうちに相手の本性とまではいかないだろうが、
つきあう前に他の人から話を聞いていたことと、自分が思って感じていた外見と
その男の内面が違い過ぎていたことが分かってきたという。その他にも
彼女にとっては引っかかることが多く自分と合わないと言い出したのだ。
もちろん、外見と内面が同じ人もいれば、そうでない人も必ずいる。
何ら不思議なことではないと言ったが、俺は彼女から話を聞いていくうち、
男に対して呆れと怒りでしばらくの間、無言で酒を一気に飲んでいた(苦笑)
この場所に聞いたことの全てを書き綴りたい気持ちはあるができぬのが残念だ。

彼女からの話を聞いて、俺の高ぶった感情が落ち着いてきたときに彼女から
お願いされたことがあった。「今度、○月○日に彼と会うことになっているから
その日に自分の今の気持ちを彼に伝えようと思っているので、もし……
万が一にでも私に何かあれば彼と何かあったと思っていてくださいませんか?」
と・・・・・・。俺はあんな辛そうで不安そうな、そして少し怯えている表情の彼女を
初めて見た。俺は「分かった。だが、何かあるなんてことは考えるな。
話をする時は密室で二人きりになる様な場所を選ばない様に気をつけること。
その日出かける時と話が終わった後すぐ、必ず連絡を入れること。
そして、お兄さんにも彼に会うことを伝えておけ」と彼女に伝えた。
今の世はかなり物騒だからな。気をつけるにこしたことはないからな。

彼女は信頼のおける友人などにもこの件を伝えてたようだ。
お前の行動は間違っていない。正しい行動だと俺も彼奴も思っている。
ましてや、彼女の話の内容は男に相談するなんてことはとても勇気が
いることだと思うからな。よく話してくれたなと思う(頷き)

話を聞いた数日後、例の話し合い当日……。
彼女の兄でもある友人と二人して携帯を手に連絡がくるのを待っていた。
出かけてから随分と時間が経っていたので、心配して連絡をしようとした時、
「今のところは、なんとか無事に分かれてもらうことはできた。」と連絡が来た。
まだ油断はできぬが、とりあえずは友人と彼女を迎えに行った。
長時間の話し合いだったためか、彼女は精神的にかなり疲れていようだった。

それから年が明け、久しぶりに彼女と会ったが、以前に比べて
少しやせていたように見えた(苦笑)心配ではあるが、彼女の心の傷が
癒える日が来るまでは友人とともに見守ろうと思っている(微笑)

恋愛相談だけではないが、家族間、隊務内、友人関係……。
悩むことは必ずあると思う。相談したくでも出来ない事も多いだろう。
俺も過去に相談しようとしても出来ない、我慢し自分自身に思いを
閉じ込めていた時もある。相談してくれと簡単に口にされても実際に相談する
側にとっては聞く側よりも、すごく勇気のいることだ。“たいみんぐ”もある。
だが、時には悩んでいる者に気がついて手を差し伸べる者も少なからずいる。

どう判断し、どう行動するのかは己自身。
難しいことだが、己がどうしたいのか、どうして欲しいのか、伝えやすい環境が、
これからもっと増えていけばと俺は思っている。













日誌を綴るのって何時ぶりだろう…。去年から綴っていないよね。
違う場所で挨拶してる子は別だけど、日誌を読んでくれている子達には、
年末の挨拶もせず、年始の挨拶もちゃんとできなくてごめんね。
今年も馬の様に早く過ぎ去っていく年になりそうだよ(苦笑)
相変わらず忙しい日が続くけど、ここで会話できる時間はとても楽しい。
なかなか話すことはできないと思うけど、これからも宜しくね!

ちょっと前になるんだけど、僕と一君とで出雲大社まで参拝に行ってきたんだ。
観光しに行ったわけじゃないから朝から晩までゆっくり過ごすことはできなかったけど、いつもよりはゆっくり過ごせたから息抜きにはなったよ。温泉入ったり、美味しいもの食べたり、一君の意外な趣味?も発見したしね(クスクス)あー、あの時の一君の動揺した顔を見たの初めてかもしれないなぁ。意外な趣味。と、言っても、僕が勝手に言ってるだけだからね(クスッ)

旅館に行く前に寄ったお店で、一君がいろいろ買っていたんだ。もちろん僕も何点かお土産買ったりしたけどね。ん?僕の買った物?それはね・・・秘密だよ(クスッ)ま、近藤さんへのお土産とか頓所の皆へのお土産とかかな。でさ、一君の買っていた物なんだけど…(写真取り出し)これなんだ。僕が勝手に写真撮った物なんだけど、一君にはバレバレだったよ(笑)あとでブツクサ言われたけどね。

いったい誰に贈るんだろうね。まさか土方さんじゃ…ないよね(苦笑)あの人の部屋にこれが飾ってあったらすごく意外かも…(苦笑)でも逆に面白いかもしれないね。「幸せを呼ぶうさぎ」この兎が手に持っている勾玉は「青めのう」て、言うんだ。青めのうの意味は健康・魔除け・長寿なんだって。持ち主を幸せにしてくれるそうだよ。確か、三種類くらいあったと思うけど他には恋愛とか夫婦円満とかで勾玉の色も赤や桃色とかだったと思う。この兎と勾玉は一つ一つ手造りで個数も限定のようだったよ。兎は粘土で作っているらしいよ。勾玉は本物。僕達がお店を訪れた日に出来上がったのだとお店の人が言っていたから売切れてなくて良かったのかもしれないね(微笑)一つ一つ勾玉は研かれてこの形になるんだ。とても時間のかかる品物だね。

一君は他にも何か買っていたけどどれも兎だったり兎が描かれていたりする物ばかりだったけど、君ってそんなに兎が好きだったの?ま、自分用に買った物じゃないって言っていたから誰かに贈る物なんだろうけどさ。ねぇ、いったい誰に贈るのさ。君達も一君が誰に贈る物なのか気になるよね?じゃあ、次の日誌を綴るのは一君だから誰に贈るのか白状してもらおうか(クスッ)


 総司