用事があって、小雨の降るなか市場を通りかかったところ、おいしそうなお魚と目が合い、みずみずしいほうれん草とまだほころんだばかりの芍薬も素通りする訳にはいかないとそれぞれ買って帰りました。
ほうれん草は、おじさんがもっと食べられるやろ~という感じでひょいひょい秤に載せていくので、優にこの5倍以上ありました。でも肉厚で美味しいのでぺろりといかせてもらいます。
ところで、片付けと包丁の手入れが面倒で普段率先して魚をさばくことはないですが、実は昔から嫌いではない…むしろ、無心になれるので好きな調理手順かもしれません。
新鮮なものを手にとり、そこから命を頂くってそれだけで喜びのある行為だなと思いながら下処理をしました。名前のわからない魚ですが、キスのような感じだったので、イカと共にフリットにしようかなとおもいます。
それにしても、アスティエと自然のものの組み合わせには、ついみとれてしまいます。自然にこんな色や質感があること、それが私たちの体をつくっていることに、なんだか癒された朝でした。