2020年|何に悩んだといって、子育て。 | Living with little girls …絵本をよんで、おやすみなさい… in 香港

Living with little girls …絵本をよんで、おやすみなさい… in 香港

インターで英中を学ぶ姉妹(2012.12/2017.3)の記録。バイリンガル育児での発見や驚き、迷いなど。のんびりやで読書家の長女(ピアノ)とワールドワイドな愛嬌を振りまく次女(バイオリン)。#帰国子女受験 #海外で子育て #香港でおでかけ

 
たまたま年末、色々な方と育児の話になり、このドラスティックな環境の変化の中で、子育てに関しても悩まざるを得なかった一年だったなぁとしみじみ感じました。
 
香港は特に登校できる日が少なく、
学校で何を教えてもらって
家で何を学ぶことができるか
のバランスの調整は、今もって模索状態ですし、メインのお稽古は色々な兼ね合いがあり、オンラインに移行しました。
 
新しく始めたいと計画していたものも、中止になったり、気軽に始められなかったり…公園もプールもコートも美術館もクローズになって、オペラもコンサートも中止。
 
制約の中で、
 
子供に今、何が必要なのか
子供にどう育って欲しいのか
 
考えることの多かった一年の振り返りです。
 
***
 
姉妹は、8歳と3歳。
もともと、個性の違う姉妹に同じ教育をするつもりはなくて、それぞれの個性が向くままに、世界を広げる手伝いをするつもりでいますが、
 
その根幹には、自分の言葉で話ができること、幸せを自分の中に見いだせることを主軸に考えています。
 
…とはいうものの、今、この日常にどう落とし込むか。
 
今年ほど悩んだ年もなかったです。
 
幸い、独学習慣はついていたものの、学校があったりなかったり、ちょっとだけあったり、オンラインもやり方が変わったり…の中で、<なんでもうまくいくモード>と、<色々なことがおろそかになるモード>とやっぱりムラがありました。
 
何にフォーカスすべきか、別の角度からの刺激を補うべきなのか、あるいは引いてあげるべきなのか、自分で気づくのを待つべきなのか…etc
 
そういうことを考えていると(元々は外的要因ですから)、私も思っている以上にストレスが溜まるので、意図的に私の方向に集中を逸らすのも気を遣いました。
 
振り返って、よくできたなんていえない。
驚くほど、そんな一年でした。
 
そんな中で、姉妹の今年一年の成長と課題を振り返ると、
 
<長女>
英語の本の読書量がぐっと増えたせいで、日本語とあわせ、ほっておくとずっと本を読んでいる。これは、本が好きで嬉しい面と、(国語力は読む本の量に比例するとは思っていないので)他のことに影響がでて困る面と両方ありました。
 
・一方、これまで異常に苦手だったあらすじの説明ができるようになって、「それは面白そうだね」と思うことが増えたのは良かった点。⇨なんとなく、家でどらえもんの映画を見てから上手になった気がするのです…因果関係はわからないのですが、動画から学ぶ重要性を感じた出来事でした。
 
日中気になったことを帰ってから自分で調べる習慣が定着してきた。⇨これは、知り合いの東大卒生の習慣で、いいなと思ったので、勝手に真似しております。
 
・一切の手助けなしで、タルトケーキやリゾットなどおもてなし料理的なものも作れるように。
 
・割と精神年齢が幼く、背伸びしたがるようなところがないので、妹や妹の友達とも楽しく遊べるのがとても助かる。
 
・ピアノを見つけると、どこでも弾きたがるので、やっぱり好きなんだなと嬉しい。(聞いてほしいというよりは、純粋に違うピアノを弾くのが楽しいらしい)
 
わからないと思い込むと、思考に蓋をしてしまう傾向は課題。得意と思えることを増やすこととあわせて、考える楽しさ、わかる楽しさ、みたいなものをもっと感じられたらいいなと思う。
 
 
<次女>
・先日初めて自転車(補助輪付き)を乗った時に、「自転車って、漕ぐ力じゃなくて、意志で進むものなのか」というくらいアグレッシブに、前へ前へ、いきたいところへ進もうとしていて、実際に進んでいたのには、驚く。ハイキングも、簡単なコースとはいえ、3時間以上アップダウンのある道を最後まで歩けるようになったので、行動範囲がぐんと広がりました
 
・中国語は喋れるレベルにないですし、英語も年齢レベルまで行っていませんが、なんでも答えようとするし、基本的に楽しがりやで、そういうところは安心して見ていられます。(公園で初めて会った子とも、お姉ちゃんのお友達ともフラットに遊べる気質は、人見知りの私が阻害することなく、大切にしてあげたい…!)
 
・一方、言葉でなく目で訴える的に、非言語コミュニケーションに頼りがちなので、日本語に関しては、文章として正しく発語することを引き続き意識したい。
 
一人で黙々と遊ぶ時間も好きで、できるだけ見守ろうと思っていたら、一時期子供部屋の壁がものすごいことになりました。。こういうとき、幼稚園や保育園のありがたみが身にしみます。
 
うん、こう全体の流れを見ると、二人ともよく頑張ったのかな。立ち止まって、できるようになったことをちゃんと認識するというのは、いいものですね。
 
 
余談ですが、姉妹の服は、育児方針とは真逆でお揃いが多いです。
よく姉妹お揃いの服で可愛いね、と言っていただくのですが、これはスティーブ・ジョブス氏的な見地で、服のことを考える手間を減らす狙いもあります。今の所、子供達は喜んでいるのと、朝の支度時間はコンパクトなので、しばらくはこのままでいいかなと思っています^^
 
・・・
 
とっても個人的な話でしたが(しかも長文!)、頭の整理のためにどうしても書いておきたかった内容でした。最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!