日本語と英語、環境、経験。小説読解の難しさ | Living with little girls …絵本をよんで、おやすみなさい… in 香港

Living with little girls …絵本をよんで、おやすみなさい… in 香港

インターで英中を学ぶ姉妹(2012.12/2017.3)の記録。バイリンガル育児での発見や驚き、迷いなど。のんびりやで読書家の長女(ピアノ)とワールドワイドな愛嬌を振りまく次女(バイオリン)。#帰国子女受験 #海外で子育て #香港でおでかけ

 

先日、長女が国語のワークで、ある小説の読解問題に取り組んだ時、その問題にうーーむと考えさせられた話です。

ご興味ある方だけお読みいただけたら嬉しいです^^

 

 

<あらすじ>

朝起きたら、ぼく、おねしょをしちゃってた。2階から降りてくると、おにいちゃん、お姉ちゃんがいて、思わずいつもと違う態度をとってしまう。変に思われなかったか気にやむ。

台所でお料理しているお母さんに報告するとき、ラジオのボリュームをすこしあげる。おかーさんは料理の手を止めずに、「おにいちゃんたちに気づかれないようにパジャマを持っていらっしゃい、今なら3回目の洗濯に間に合うから」という。

そして、おにいちゃんたちに「(ぼくが)お洗濯干すのてつだってくれるんだって」と言って、ぼくに笑いかける。

 

<娘の解答>

まず、ラジオのボリュームをどうしてあげたかがわからなかった。

⇨おそらく、「ひそひそ声で」とかならわかったのだろうけれど、何かで紛らわすという発想がなかったっぽい。

 

次に、「お洗濯干すのを手伝ってくれるって」というのを(濡れたパジャマを持っているのをカモフラージュするためでなく)「ちゃんとお洗濯手伝ってよね」ということだと思った。

⇨これ、まさに我が家の対応なんです。。汚したものは自分で洗ってもらっていて、娘には、食べこぼしのシミ抜きもしてもらっています…これはスタンダードじゃない、気はしますが。。

 

 

これが、経験というものかと…

 

しかし、こういう文中の状況から、登場人物の気持ちを慮るような問題って、日本語ならではなのかなとも思ったり。小学二年生だと、わかる子わからない子いそうですよね。

余談ですが、娘の小学受験をするかしないか考えていた時に、単発でIQテストをお願いした幼児教室の先生に、はっきりと「お子さんは小学受験より、中学受験の方が希望の学校にいけるタイプだと思います」と言われたことがあります。その時もすごく納得したのですが、おぼこいところのある長女には、察する、慮る、それとなく伝えるというのは、大変高度なよう。

 

ちなみに、英語のボキャブラリーのテキストでも、文章読解があるのですが、「あなたならどう思いますか?」という問題の時は、本文で言及されていない内容で、考えの浅い深いがわかるものの(論理的に間違って入ればもちろん減点ですが)、まあ何と答えてもよいと言えばよいのです。

 

筆記体やめてほしいなぁ…
 
楽しく本が読めたらそれでいいようなものですが、日本語と英語の本、両方を楽しむ懐を作っていくって、改めて難しいなぁと思った出来事でした。