子供の頃に好きだった絵本とふと気になった絵本を織り交ぜて、10日ごとに6~7冊を借りる習慣がすっかり定着。面白いのもたまにそうでもないのもあるけれど、浴びるように読めるなんて、幸せなことです
その中で、また素敵な絵本を借りられたので、そのご紹介です
荒井良二さんの『ぼくとチマチマ』は、朝の光とにぎやかになっていく街の様子がいかにも楽しげな、朝におすすめの絵本です。
ラッパが明るい音を出しながら歩いてくるページは、私と娘のお気に入り
子供の頃の、朝が来るときのわくわくする気持ちって、こんな風だったかもと思います。
続いて、アンジェリーナシリーズの一冊目『アンジェリーナはバレリーナ』
アンジェリーナは、踊りが大好きで、そればっかりで、周りがちっとも見えない女の子
調子に乗って、たしなめられても知らん顔。お母さんの用意したお手製パイをけり落としてしまう写真のシーンも、本人にまったく悪気がないのが絵から伝わってきて、憎めない。こういう夢中な瞬間って子供の特権なのかもしれないですよね。
「あーやっちゃった」っていう後悔の切なさがひしひしと伝わってくる、『アンジェリーナ スターになる』もおすすめです。
最後は、大好きな林明子さんの『おいていかないで』
いもうとを「まこう」とするお兄ちゃんと、いもうとの追いかけっこが、「あった、あった」って、思わず笑ってしまうような絵本。「あーもう、連れて行くよ」と根負けしたお兄ちゃんを待たせて、トイレに行くのももどかしい感じのこのページが一番好きです
大人になって絵本を読んでみて、感じ方が変わったような気もするのですが、(例えば、上の写真だと、「手、洗った?」とききそうになるけれど…笑)、それ以上に、「そうそう、そういう気持ちだったの」って思い出されることが多くて、絵本の持つ力に驚かされます。
もう少しすると、娘にもこういう気持ちになる瞬間が実際に来るんですよね。それを思うと、一層わくわくまずは、「このご本読んで」と言ってきてくれる日が、待ち遠しくてたまりません