今日は完全なるNO PLANの一日
しないといけないことの何もない一日は本当に久しぶりで
朝起きておもわずわくわく
それで急きょ思い立ち、気になっていた美術展に行くことにしたのです。
あいにくの雨模様でしたが、気温が低く顔に飛沫があたると気持ちがよいくらい。
歩きたくなって、最初に乃木坂の新国立美術館までお散歩。
こちらでは9/28~モダンアメリカ展
でホッパーやオキーフが来るとのこと。
今日はほんのわずか開催前で残念だったけれど、必ず来ようと思います
さて、今日のメインイベントの「アーヴィング・ペンと三宅一生展
」へ
もともとこのポスターを美しいなと思っていたのですが、
入ったところに大きなパネルとなっていたのが想像を超えて色彩が鮮やか。
えも言われぬ静けさと躍動感を持っていて釘づけにされます。
ペンという写真家は、民族系のポートレイトや植物の静止画をとる活動をしつつ、
三宅一生のコレクションを13年間変わることなくポスター撮りしてきた多才な人物。
今回の展覧会で特に取り上げられていたのは、ポスター作製の際、お互いの本領の場(つまり、三宅にとってのショーとペンにとってのシューティング)には一切かかわることなく、服だけで対峙してきたところ。
確かに、それがこんな形で結晶するとは、見ていて圧倒されました。
デザイナーの価値観ではなく、ペンの価値観で三宅にデザインされた服を撮る。
すると、様々な(不自然なほどの姿勢で)ポーズをとる黒人、白人、黄色人種が
まるで南方の楽器で奏でられる音楽にのって踊るように見えるんです。
最後に少しだけ飾られていたペン本人の創作活動も
並はずれてチャーミング(Vegetable Faceとチューリップは必見)
すごくいいです
帰りは雨上がり