Philippines: ISIS Saves US Foreign Policy, Again

 

 

グローバル・リサーチ 

2017年6月15日の記事です。

 

by Tony Cartalucci

 

 

 

 

 

 

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毎度おなじみのパターンでは、

俗に言う イスラム国 (ISIS)と関係を 
宣言した 武装勢力が、今回も 

フィリピンで アメリカ外交政策を 

支援している。

 



 

 

今回フィリピン政府は ワシントンとの

長期に渡る影響力を犠牲にしてでも、

北京との緊密な関係を 更に求めている。

武装勢力は 大規模な軍事作戦を行い、

南部フィリピン、マラウィの一部を占拠し、

さまざまな残虐行為や ISISフラッグを掲げる。

南部 ミンダナオ島に 位置する、 

この都市は、近くのホロ島”Jolo”や 

バシラン島と アルカイダ支部である 
アブ・サヤフの 主な活動地域から

わずかに 除外される。

 



 

アブサヤフと 他、地域の関連団体は、

米国が 古くからの最も親密な 
中東同盟国である、サウジアラビアからの 

資金援助を 多く受けている。

 


フィリピンのイスラム主義組織 アブサヤフ

 

現在 米軍支援のフィリピン軍が 

都市奪還を狙っていると 

報道されているが、


イスラム原理主義組織(ISIS)が 

ワシントンの継続的な影響力を 

国民に 正当化する理由として、

特に 東南アジアに おける

米軍の存在意義を 強調している。
 

AFPは 

 


US troops on the ground in war-ravaged Philippine city: military

戦争で荒廃したフィリピン都市にいる米軍

 

という タイトル記事で 報告している。

フィリピン軍スポークスマンは、

米軍が地元兵士を フィリピン都市で
イスラム過激派と 戦うのを

支援していると説明している。

少数の米軍兵士が 重要な偵察任務をしており、

戦闘の役割は持たないが、先に攻撃された場合、

武装勢力へ発砲する事を 許可している、と

レスティトゥート・パディージャ

”Restituto Padilla”准将は 語る。

AFPは またロドリゴ・ドゥテルテが 

昨年大統領に就任し、米国との 
軍事同盟を 中国に有利にしようと

した為に、フィリピンの米軍関係は 
極めて敏感な 問題になっている。

また武装勢力は サウジアラビアの

同盟国から 資金援助を受けており、


イスラム国自体が 米国とペルシャ湾岸の

利益の創造であったこと、
 

米国と フィリピンの関係が落ち、

フィリピンに 突如現れた驚異は

最終的にアメリカの 存在意義を

最大限に 引き出そうとし、

その騒乱が 都合の良い、

偶然ではない事を示している。

 

 

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アジア太平洋地域においた

政治的な衰退は、 米国が引き続き
その地域内で存在を維持する為に、

様々な紛争を 引き起こした。

これには、南シナ海の緊張も

含まれており、領土や島々に

対する中国政府の権利に 

挑もうとしている。

これら国のひとつは、実際には、

米国を除いて、 直接北京との 

二国間協議に賛成し、

南シナ海での 中国の主張に対し、

米国が 主導した 法的裁判を 
是正した、フィリピンを含む。

米国はまた、積極的に 朝鮮半島での

紛争を 引き起こし、北朝鮮に民間人、

軍指導部の「首を切る」ことを目標とした、
最初の攻撃を ほのめかしている。

このような混乱と 予測可能な 

緊張は、韓国における米国の
継続した軍事的存在感と 

長年にわたる有利な防衛契約を保証する。

フィリピンで ISISの使用は、 

この地域における、米国の
軍事的存在を 正当化する為、

テロが どのように 使われているかという、
最新の例はあるが これが初めてでない。


タイ南部での 戦闘は、ワシントンが

バンコクと より親密な関係を
求めるための 口実として繰り返し使われてきた。

 



アジア以外では、米国は リビアから

シリア、イラクからアフガニスタンまで、

 


 

軍事的存在を 何処までも 

正当化する為、 ISISを含めた、

 

テロを利用している。





シリアで ISIS と戦っているという 

ワシントンの主張にも かかわらず、
2015年の ロシアの 軍事介入以来

トルコからの テロ組織への
供給ラインが たたれ、その領土と

戦闘能力が 失われている。

ISISの 存続の継続は、

サウジアラビア、トルコ、カタール、ヨルダン
イスラエルなど、同地域の最も

親密な同盟国から引き続き支持されている。

米国が、ISISとの 戦闘に直面したシリア軍を 
直接攻撃した
ことは、 何回にも渡り続いている。

最近では、シリアとイラクの国境で

ISISを 圧倒しているシリア軍を 
標的とし、シリアで テロ組織を

長年に渡り 支援してきた
サウジ・ヨルダンの 供給ラインを

危険にさらす 恐れがあるので、 

米国は シリア南部に 

長距離砲を 展開している。

これを考慮すれば、フィリピンでの

ISIS 「突然の」 出現は、ワシントンの

やり方で 望ましくない存在と 

影響力を 正当化しようとしているに

過ぎず 単なる偶然ではない。

覇権国として、継続的な存続、

予測を含めた「解決策」を

提供する為アメリカが 

危機を 創り上げているという

一つの例です。 


アメリカは 夜に窓を壊し、

次の日に修理するといった、

 

悪徳業者と 違いなく、

緊張、紛争、殺人、騒乱を

引き起こし、

 

その後は形だけの解決をします。

 

 

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フィリピンのような国は、

米国主導のテロを 無くす事へ
関心を持つ国々である中国やロシアに頼ることで、

真剣に安全保障問題に取り組み、

長期的な平和と繁栄が 確保できる、

 

それが 唯一の 方法でしょう。



 


Tony Cartalucci : タイ、バンコクに 

拠点を置いた政治学者、ライター。



グローバリゼーション研究センター(CRG)は、

モントリオールに拠点を 置く独立した研究機関

およびメディア組織です。 

 

CRGは カナダ ケベック州にある
登録 非営利団体、シンクタンクです。

 

 

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