アタシは何を隠そう、『G』が嫌いだ。



夏の黒いアイツ・・・



名前を口にすることさえもはばかれる、恐怖の存在。



それがとうとう我が家に現れたーーー!!!!!!!!!!(3年ぶり)



幸いにも夫の居る休日の真っ昼間。



夫が冷蔵庫の下に追い詰めたものの、出てこない。



「たぶんもう死んでるよ。大丈夫」



しかしアタシは知っている。



ヤツは死ぬ時、狭い場所では絶命しない。



酸欠状態になるので、必ず広い場所に出て、息絶える。



少しでも酸素を取り込もうと、必ず裏返しになって、バタバタあがいてから、あの世へ逝く。



ヤツが冷蔵庫の下にいると思うと



とてもじゃないが台所に立つ気になれないので



『燻煙地獄』の配備に取り掛かる。



窓を閉め切り、いざ缶を配置しようとしていると



埃をかぶった黒い物体が、のそのそ出てきた!



「お父さん!お父さん!出てきた!出てきた!」



外出の為、ドアの外で待機していた夫を呼び、



作戦実行直前で、ヤツの捕獲に見事成功した。



今後、更なる侵入者を防ぐため、『燻煙地獄』作戦は無事遂行された。



以上、報告終わり。