学校再開できる避難所作り | 保守犬ポチ教育

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現役の先生や先生を目指す方の転ばぬ先の杖になればと考えて、保守的な姿勢で教育や世相を語ります。民主党政権に対する幻滅が起爆剤となって戦後日本に疑問や危惧を持ち始めました。

   学校再開できる避難所作り

 能登半島地震の為に市立中学校は、「避難所などになっていることから、学校再開のめどが立たず集団避難」することになりました。

 世間では災害時に学校が避難所になるのは当然と思われています。広い敷地と施設はあるからでしょうが、現状では大多数の学校には避難所に相応しい施設が整えられているわけではありません。

 長岡市立の東中学校は、日本初の「防災型校舎」として建築されました(平成20年11月に完成)。災害時、避難エリアと教育エリアを完全に分離することで、早期の学校再開が可能となるようにしているのです。

①体育館・武道場を中心にした避難エリアと、教室や美術室などからなる教育エリアは、境にある扉を閉めれば完全に独立する。

②飲み水9トンが貯蔵できる受水槽には直接蛇口が取り付けられ、停電しても内部の水圧だけで水が出る。

③体育館のステージ下には屋上で集めた雨水をためられる容量347トンのタンク。1千人収容しても1週間近く避難所エリアのトイレに水を供給できる。

等々です。詳細は、資料「防災拠点としての学校」を参照してください。

 特に着目したいのが武道場です。平成24年度から、中学校では「武道」が必修となりましたが、特に東京でなどの都会では武道場を備えている学校は少ないのです。この機会に是非、武道場復活を促進し、心身の鍛練の場としてはもちろん、いざという時の避難所として有効に活用できるようにしていくべきだと考えています。

 GHQの悪の遺産で武道が圧殺されました。敗戦の後遺症を学校教育でも積極的に払拭したいものです。

 

【資料】毎日新聞 令和6年1月11日 輪島市、全3中学の生徒集団避難を検討 対象者400人に意向調査